ドローンのプログラミングを教育の現場に・ 教育ITソリューションEXPO

ドローンのプログラミングを教育の現場に・ 教育ITソリューションEXPO

 教育とITに関わる日本最大規模の展示会「第8回 教育ITソリューションEXPO」(略称:EDIX、主催:リード エグジビション ジャパン)が5月17日に東京・江東区のビッグサイトで開幕した。デジタル教材、eラーニングなど教育関連ベンダー800社が出展、ドローンやロボットのプログラミング学習教材の出展も目立った。


 安倍首相は昨年の産業競争力会議の席上「小中学校でのプログラミング教育の必修化」を明言した。すでに中学校の技術、家庭科の授業では「プログラミングによる計測・制御」が必修化されているが、政府は、人工知能(AI)、ロボットが普及する時代の到来を念頭に、情報活用能力を備えた想像力に富んだ人材育成が急務として、小学校から大学院までプログラミング教育を今後強化する方針を明らかにした。
 このような背景から、今回の「教育ITソリューションEXPO」(東京・ビッグサイト、19日まで)の学びNEXTゾーンではロボットを中心としたプログラミング教育の出展が目立った。
 

創業70年の理科教材メーカーの老舗がドローンのプログラミング学習教材を販売

 ビーカー・アルコールランプ、顕微鏡といった理科教材の設備品など学校の理科室にあるもの全ての企画・開発・販売を行っているケニス株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長 :西松 正文)は、プログラミング教育に対応するため、教育用プログラミングドローン「CoDrone Lite」を4月から販売開始した。同社ではこの他にプログラミングロボットの「mBot」なども扱っている。

ケニスが販売する教育用プログラミングドローン「CoDrone Lite」

 CoDrone Liteは初めてプログラミングを学習する生徒でも簡単なブロック方式によって、上下、左右、水平回転の動きを組み合わせてドローンを簡単に飛行させることができる。タブレットPCやスマートフォンを使っての遠隔操縦、プログラミングでの自動操縦も可能となっている。
 ドローン自体は小型、軽量でプロペラガードが装着されているため室内でも安全に飛行させることができる。またオート水平補助機能により、難しいドローンの水平姿勢も保てるようになっている。
 価格は2万6千円(税別)。

ブロック方式で簡単にプログラミングできる

CoDrone Liteの仕様

インターフェース  :Bluetooth 4.0
対応OS :iOS、Android 5.0、Windows
           ※iOS、Androidでは操縦のみ可能で、プログラミングはできない。
電源        :3.7V 300mAh 充電式バッテリー
           連続稼働時間:約8分 満充電時間:15分
大きさ       :133×133×30mm 約37g
最大飛行高度    :48m
付属品       :予備プロペラ×4 バッテリー×2 充電器×1
           無線操作モジュール×1 プロペラ取り外し工具×1
価格        :2万6千円(税別)

モジュール式のプログラミング可能なドローン「Airblock」

 Makeblock社(本社:中国深圳 CEO、王建軍<Jasen Wang>)は世界をリードするロボットのソリューションプロバイダであり、STEM教育(Science, Technology, Engineering and Mathematicsの頭文字を取ったもの)コンテンツも提供している。同社の製品はすでに100カ国以上で販売され、小学生から大学生まで幅広く使われている。
 同社のブースではモジュール式のブロックを使い、数分で簡単に組み立てることのできるドローン「Airblock」を展示。このドローンは組み替えるとホバークラフトにもなり水上や陸上を浮き上がりながら滑走させられる。
 発砲スチロール製のブロック型モジュールは壊れにくく安全で、自在に組み替えられるため、想像力次第で様々な形態を作り出すことが可能。プログラミングはコマンドブロックをドラッグ・アンド・ドロップで配置するだけで前進、停止、方向転換など様々な動作をさせることができる。
 
 

モジール式のドローン。工具も要らない。

ホバークラフトにも変形できる

この記事のライター

最新の投稿


エンルート、新操縦士養成プログラム「E.R.T.S.」始動! 23日に直営校が千葉・東金で開講!

エンルート、新操縦士養成プログラム「E.R.T.S.」始動! 23日に直営校が千葉・東金で開講!

 国産ドローンの大手、株式会社エンルート(埼玉県朝霞市、瀧川正靖社長)は5月23日、千葉県東金市で専用設備を備えた「エンルート・ドローンフィールド東金」をオープン、直営スクールも同時に開校し同社の産業用ドローンを使いこなす人材を育成する教育プログラム「E.R.T.S.」の運用を開始し、同社スクール事業が本格化した。


日没前後のApple Park ドローン撮影の最新映像

日没前後のApple Park ドローン撮影の最新映像

日没前後の空を背景に輝く、美しいAppleの新本社「Apple Park」の、ドローン撮影による最新映像が公開されました。


日本の農家のニーズを学んで進化を続けるエンルートの最新ドローン(1)

日本の農家のニーズを学んで進化を続けるエンルートの最新ドローン(1)

国内ドローンメーカーのエンルート社で、創業当時から技術者として機体の開発に携わってきた技術開発本部長の斉藤昇氏に、農業用ドローン開発の歴史と今後について聞いた。


NEDOがロボットやドローンの社会実装を加速させる新たな研究開発に着手 2020年「World Robot Summit」開催へ

NEDOがロボットやドローンの社会実装を加速させる新たな研究開発に着手 2020年「World Robot Summit」開催へ

NEDOは、物流、インフラ点検、災害対応などで活躍が期待できるロボットやドローンの社会実装を加速させる新たな研究開発に着手すると発表した。また2020年には世界が注目する高度なロボット技術を内外から集結させ「World Robot Summit(WRS)」」を開催したいとしている。


スカイウィングス、ドローン世界市場台数予測を発表

スカイウィングス、ドローン世界市場台数予測を発表

株式会社スカイウィングスはデンソー東京支社で、ドローンイベント(creative night2017#2"ドローンと共にクリエイティブになろう!)を17日開催し、この中でドローンの世界市場台数予測について、2017年の世界出荷台数340万台が2020年には680万台と倍増見通しと発表した。