学科をまたいで「専門職業+ドローン」の高機能人材育成 FSGがスタート!

学科をまたいで「専門職業+ドローン」の高機能人材育成 FSGがスタート!

 幅広く職業人材の育成を展開している専門学校グループ「FSGカレッジリーグ」(福島県郡山市)で25日、学科横断でドローンの基礎講座「ドローンの基礎」が行われた。3学科の学生22人が教室で受講。26日にはフライトの実技に臨む。FSGの「専門職+ドローン」による高機能人材育成が始まった。


法律も、空撮シミュレーションも 講師は専門家ばかり

 この日の基礎講座「ドローンの基礎」では、ドローン全般の基礎知識となる「ドローンについて」に始まり、「法律・ルール」、「運用」、「空撮シミュレーション」、「ワークショップ」などに取り組んだ。講師には福島ドローンスクールを運営するなど多くの実績を持つ株式会社スペースワン(東京)の小林康宏社長、ドローンのルールに詳しいNX法律事務所・NX特許事務所(東京)の小林幸平弁護士ら、第一線の専門家が登壇した。

ドローン基礎講座の初日の授業の様子。この日は異なる3つの学科の22人が授業を受けた=25日、福島県郡山市のFSGカレッジリーグの1校「国際情報工科自動車大学校」の教室

「追い風より向かい風の方が安心と言われる」など業界内の豆知識も織り交ぜた授業

 「ドローンについて」ではドローンが飛ぶ仕組みや、飛行中の機体かかる4種類の力、ドローンの構造や機体を構成する部品、送信機(プロポ)、「モード1」「モード2」の違い、バッテリーやその管理の重要性などについて、初学者にもわかりやすいよう、テキストとスライドを使い分けて説明。
 授業を担当した小林康宏氏は「陸上の100メートル走のような競技では追い風が吹けば速く走るのに有利になることがありますが、ドローンでは前にひっくりかえってしまうことがあって必ずしも有利ではない。風に向かった方が安全とも言われる」などドローンを事業に使っている現場の専門家としての声も織り込んだ。

FSGカレッジリーグの学生にドローンが飛ぶ仕組みなどについて講義をする小林康宏・スペースワン社長

「モード1」,「モード2」の違いも学ぶ

法とは「何をしたらどうなるか」を取り決めているもの ドローンに関わる法も

 また「法律・ルール」では、改正航空法、小型無人機等飛行禁止法、電波法などを取り上げて、そもそもの法律の意味からかみくだいて解説。
 小林幸平氏は「何をしたらどうなるかを決めているのが法。飛行禁止区域は、決められた手続きをしないで飛ばすと、違法になり50万円以下の罰金になると決めている」などと説明した。また国土交通省のホームページからQ&Aが記してある場所へのたどり着き方を示しながら、「分からないことにであったときに、どう調べるかを知っておくことも大事」などを助言した。
 ドローンに関わる危険性と、その回避策について学生自身に考えるワークも行った。

「専門分野について10000時間取り組めば〝100人に1人の人材〟にはなる。その領域をふたつもてば1万人に1人の人材になる。御自身の専門をきわめたうえで、ドローンもきわめて1万人の人材に」など学生を激励しながら講義をした弁護士の小林幸平氏

所定の要件を満たしたら修了証 10時間フライトで飛行時間証明も発行予定

 基礎講座「ドローンの基礎」は、FSGカレッジリーグのFSGカレッジリーグの関連機関である一般社団法人新福島エネルギー総合研究所(福島県郡山市、内田章理事長)が主催。専門を超えた8学科の学生が対象で、対象学科には現在、111人が在籍している。今後順次、教室での授業と、実機でのフライトの実技を学ぶ。テストで一定の得点を獲得するなど所定の要件を満たすと「無人航空機の操縦に関する基礎講座修了証」を授与される。基礎講座を受けたあとは、それぞれの学科ごとに専門分野でのドローンの使い方も習得する。
 基礎講座内での飛行経験は6時間。その後、飛行時間を確保し、国交省に飛行許可申請をするさいの要件となる10時間を超えた場合には、飛行時間証明も発行することにしている。

所定の要件を満たした学生に授けられる基礎講座修了証

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