<DJI空撮セミナー>ドローンが魅せる無限の画角 写真家・別所隆弘氏

<DJI空撮セミナー>ドローンが魅せる無限の画角 写真家・別所隆弘氏

民生用ドローンと空撮技術で世界をリードするDJIの空撮セミナー「日本の風景を新しい視点から」が、東京カメラ部などで活躍する写真家の別所隆弘氏を講師に迎え、7月28日、東京・品川区港南のDJI JAPAN本社で開催された。別所氏は「地上からは見えなかった風景が見えてきました」とドローン空撮の魅力について話した。


 東京カメラ部やインスタグラムなどのSNSに掲載した美しい風景写真で現在注目されている写真家の別所隆弘氏が、ドローンによる空撮写真について語った。元々三脚などを使い普通に風景写真を撮っていたが、「風景の向こう側」を見たい衝動から、センサーサイズも1/2.3”、有効画素数が12.4Mと画質が向上したのを期にPhantom 4の購入に踏み切ったという。別所氏はPhantom 4のカメラスペックが写真のトーンや精彩さを出せるようになり「勝負のできるスタートラインについた」と話す。ドローンの写真が、自分の作品制作においてギリギリ許容できる画質になったということだろう。
 別所氏がPhantom 4を最初に飛ばしたのは琵琶湖畔で印象は「1音が大きい、2ホバリングが安定していて映像の水平が維持できる、3撮影データについてはRAWデータは引き上げても色が残り暗部もトーンがあった」だった。

作例を挙げて説明する別所隆弘氏(右)。

 滋賀県高島市の「メタセコイア並木を、夜明け直後の光の中、初めて見た時の感動は生涯忘れられることは出来ません」という別所氏だが、その後メタセコイアの並木道もPhantom 4で撮影し、その空撮の魅力について画角の広がりをあげる。

<東京カメラ部以下参照>
http://tokyocameraclub.com/photographers/10_member.php?user=takk.bulkington.9

 冬の雪の付いたメタセコイアの並木を例に「特に俯瞰、ドローンは鳥の目で真下を見下ろすような、人には見ることのできない視点での撮影ができる」と話す。この並木道は望遠系レンズを使い、道の奥行き感を出す位置から狙い、画角に並木の季節感を入れ込んで撮影するのがセオリーだろう。ドローンを使うことで樹の真上の位置から、濡れて黒くなった道路に、枝に付いた雪がコントラストを作り、模様のように浮き上がる撮影が可能となった。同じモチーフを多くのカメラマンが狙う中で、全く違うテイストの写真に仕上がった。地上での撮影だと平凡なものも、俯瞰の構図では人工的なものほど美しく表現できるとも付け加えた。
 「手持ちだと正確な水平が取れないものだが、Phantom 4は3軸ジンバルで水平が保てる」ため上空で光線状態を見ながら画角、構図だけを意識するだけでシャッターチャンスを逃さない利点がある。また左右に振って複数の写真データをソフトで繋げることも、高いジンバル性能のおかげで可能となり、結果センサーサイズを補うことにもなるという。

頭にPhantomを乗せてセミナー参加者と記念写真に収まる別所氏。

 別所氏は写真撮影方法の他にも、ドローン操縦の練習の必要性や法令遵守の重要性も話した。操縦では琵琶湖の等間隔に設置された杭を練習に利用したり、8の字の練習のエピソードも披露した。特に航空法の定める高度制限では、山の上空で飛ばしていて前方に谷など高度に変化がある場合の落とし穴や、自治体ごとに条例が違うため事前調査の必要性などについて注意を促した。

 今後はドローンを風景撮影だけでなく、家族撮影にも使いたいと話した。「将来的にドローンがより安定し、スローシャッターも切れるまでになったら、夜景など撮影の幅を広げたい」と更なる開発に期待をよせた。
 「ドローン空撮は『視覚の革命』をもたらした。もしかしたら見えるかもしれないという、想像力を広げてくれた」と別所氏は約1時間あまりにわたりドローン空撮の魅力について実例をあげながら話した。

別所 隆弘氏HP
http://www.takahirobessho.com/ 

DJI空撮セミナー

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