「第6回ドローントークPIT sponsored by 国際航業」開催 勝俣氏、鎌形氏が〝緑と赤〟競演で大盛況

「第6回ドローントークPIT sponsored by 国際航業」開催 勝俣氏、鎌形氏が〝緑と赤〟競演で大盛況

ドローン情報専門のウェブサイト、ドローンタイムズは9月22日、雑談系交流会「第6回ドローントークPIT sponsored by国際航業」を開きました。「ドローン×大地の恵み」のテーマに掲げ、〝その道〟の第一人者お2人をお招き。お2人の衣装が赤と緑という、まさかのリアルマリオで、会場は開始前から盛り上がりました。


インパクト絶大!? 赤と緑のマリオカラーで控室も会場も爆笑

乾杯からスタートした「大地の恵み」ドローントークPIT=9月22日、東京都千代田区大手町

 ゲストとしてお迎えしたのは、衛星やドローンを活用した営農支援サービス〝天晴れ〟を展開し、ドローンスクールの運営もしている国際航業株式会社の営農支援サービス担当部長、鎌形哲稔さんと、ドローンやIoTで安心農薬に頼ることなく安全な作物を提供する有機農法、ドローン米プロジェクトを展開する、ドローン・ジャパンの勝俣喜一朗社長のお2人です。
 鎌形さんは控え室でスーツから、真っ赤なつなぎに着替えて本番に向けて気合いを入れ直していました。そこへこの日、北海道から飛んできた勝俣さんが緑のつなぎで登場。控え室では、まさかのマリオとルイージの装いがそろったことになり、居合わせたスタッフや司会陣が目をまんまるにしながら、「信号機になるために黄色にならなきゃ」「いや、ピーチ姫がいないと」と、ステージ衣装をめぐる話題で笑いが途切れませんでした。
 なお緑と赤で、著名カップ即席めんを連想したスタッフもいたようですが、言い出せずにいたそうです。
 トークPITの会場は、開始時刻の午後6時にはすでに満席。司会陣は、軽くあいさつをした後、ご来場者の交流促進のために、テーブル内での紹介を促しました。その後、趣旨や式次第を説明し、会場の期待感が高まったところで、司会の株式会社AiR、「ドローン女子」代表のササモモさん(佐々木桃子さん)が、ゲストのお2人を紹介。
 やはり、というべきか、「鎌形さん、どうぞ~」と促されて鎌形さんが鮮やかな赤いつなぎ姿で登場し、続いて「勝俣さん、どうぞ~」で緑のつなぎの勝俣さんが表れると、会場がどっとわきました。

毎回会場を和ませてくれる司会のササモモさん

「収量を左右する収穫適機判断にリモートセンシングを」

 この日の本題は、マリオではなく、「ドローン×大地の恵み ~空から育む安心と安全」。ひらたく言えば農業へのドローン活用です。電磁波測定技術をドローンと組み合わせた「リモートセンシング」を用いて、空から作物の生育状況を確認、管理することで、必要な対応をとり、余計なことはせずに、安全な作物を、効率的に生産する取り組みについて、それぞれの現場から語っていただき、ドローンの農業利用を促進する可能性を再確認しました。
 勝俣さんは、40メートル、60メートル、120メートルの3種類の高さを使い分けて、マルチスペクトルカメラを搭載したドローンでリモートセンシングを実践し、農家の実績向上に奔走しています。リモートセンシングに対する期待は、①年々拡大する1農家あたりの水田や畑の全体を空から見渡して確認する期待②どこに水が多すぎ、どこに水が足りないのかを把握する期待③作物の生育状況を管理し、生育状況ごとの分布を確認する期待④収穫適期判断の期待(実は、収穫のタイミング次第で収量が大きく左右される)―などと指摘しました。
 また回転翼のドローンや、固定翼のドローンを実際にとばしている動画で、ドローンが活躍する様子を示しました。勝俣さんは、「ドローンを使えば収量に影響のでる収穫適期の判断に役立ちます」などと有用性を訴えていました。
 次に登壇した国際航業の鎌形さんも、「新しい技術をどう作るか、ということよりも、技術をどう使えるようになるかを考えています」と、農業や酪農の現場で、リモートセシング技術を活用している事例を紹介。酪農では、ウシのエサとなる草地を、ウシが好む草が多く育つ場所にするかが大切なのに、それができていないところがあると実態を指摘しました。
 「ティモシーなどウシが好む牧草があるかどうかは、ウシにとってはとても大きい。圃場をほったらかしにすると、そのうちギシギシなどのウシが見向きもしない草がはえてくる。酪農家はウシが食べたい草が生えているのかどうかを、ウシの気持ちになって考えることが大切なのですが、すべての酪農家の目がそこまで行き届いているかというと、現状は、そうではない」とウシの気持ちを代弁。
 一方で、「広い牧場を管理するのは簡単でもない」として、リモートセシング技術や、それを担ってきた衛星技術の歴史にもふれながら、「圃場が拡大する中、圃場を劣化させないための草地更新(そうちこうしん)には、リモートセンシングが使えます。ぼくらはそれを、空から診(み)る、といっています」と説明しました。
 国際航業は農家に寄り添う営農支援サービス「天晴れ」を10月11日に開始します。鎌形さんは「大事にしていることは、①ユーザーの生の声を聞くこと②ユーザーのニーズにあわないサービスを押しつけないこと③ユーザーを笑顔にすることーの3つです。新規就農の方々にも役立ててもらえると信じています」と話しました。
 勝俣さん、鎌形さんのお話は、多くの参加者の好奇心を刺激したようで、終了後も質問があいつぎました。

センシングを行っていた北海道から駆けつけたドローンジャパンの勝俣喜一朗社長は緑のつなぎで登場。

「ドローン屋ではない」としながらも空から「診る」農業を熱く語ってくれた国際航業株式会社の営農支援サービス担当部長、鎌形哲稔さんは真っ赤なつなぎで登場。

ドローンPRモデル経験のあるシンガーSaasha登場 歌声も披露

 ゲストトーク終了後には、ライトニングトークが行われました。ここではドローンに関わるテーマであるかどうかを問わず、来場者に告知したり伝えたりしたいことを、マイクで話すことができます。
 トップバッターとして、ドローン事業を手掛ける日本サーキットの飯田春生さんが、リモートセンシングに関わる自社サービスを告知しました。
 その次に、ホビー・ドローン事業を展開するハイテックマルチプレックスジャパンのイメージガールを務めた経験を持つソウルシンガーのSaashaさんが、自身のライブの予定などを報告。「私の夢はライブをドローンで撮影することです」などと話したあと、ワンフレーズ、パワフルな歌声も披露し、会場を盛り上げました。
 会場をかえて、後半の立食形式の交流会も前半の盛り上がりをそのまま引き継ぐ形でスタート。前半に出席した多くの方が参加し、ゲストの勝俣さん、鎌形さんや、ほかの参加者と改めて名刺を交換したり、あいさつを交わしたりと交流を深めていました。会場のあちこちで、記念撮影をする姿もあり、予定時間を大幅に超える盛り上がりとなりました。
 第7回ドローントークPITは、10月27日(金)の開催を予定しています。

アカペラでパワフルな歌を披露してくれたソウルシンガーのSaashaさん

国際航業の営農支援サービス「天晴れ」
https://agriculture.kkc.jp/

ドローン米
http://drone-rice.jp/

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