エンルートが9億円増資 JSATグループが発表 同グループの完全傘下に

エンルートが9億円増資 JSATグループが発表 同グループの完全傘下に

 産業用ドローンの開発、製造などを手掛ける株式会社エンルート(埼玉県)は、9億円の増資を実施したと発表した。同社はスカパーJSATグループの一角で、同グループはこの増資などにより10月20日付で100%の議決権を取得した。エンルートはこの増資を機に、量産体制の構築、安全管理、品質管理の充実など事業を加速させる。


量産体制、サービス充実、スク-ル強化・・・産業拡大に総力

 エンルートの増資は、スカパーJASTグループのスカパーJSAT株式会社(東京都)が第三者割当増資を引き受けるなどして実施した。
 スカパーJSATの子会社であり、エンルートの親会社である株式会社衛星ネットワーク(SNET、東京)は、エンルートの既存株主から株式をすべて取得し、これによりグループ2社で100%の議決権を獲得した。
 発表は、スカパーJSAT、SNET、エンルートが10月24日に連名で実施した。
 発表によると、エンルートは調達した9億円の資金をもとに、量産体制構築、通信不感帯などの技術的課題解決などを充実させ、JSATグループとしても「成長を続けるドローン分野の拡大に向けてグループ一丸となって取り組む」と意欲を示している。
 エンルートの瀧川正靖社長はDroneTimesの取材に「われわれは機体を販売した後も、納めた機体にユーザーが満足して頂ける体制を構築することに力を入れている。機体の品質管理、安全管理を徹底したうえで量産体制を構築していくし、機体が損傷を受けたときに備える保険や、パーツの定期交換などがワンストップで行える窓口もつくる。また量産体制を強化するが、生産強化のための技術者増強やスクール充実のための教官増強も進める。ドローン産業の拡大に必要な体制の整備をさらに加速させたい」と話した。

リリース
https://www.sptvjsat.com/load_pdf.php?pTb=t_news_&pRi=1021&pJe=1

(参考資料)
<エンルートのドローンが変える農業・測量の未来>

【農業】
Phase1:ドローン操縦からの解放
効率とコストのバランスを高いレ
ベルで両立させているエンルートの
農業専用ドローンが、更なる進化を
遂げようとしています。
将来に向けてのテーマはずばり
『操縦からの解放』。PC やタブレット
上の地図にマーキングするだけで、
安全かつ迅速な散布を行える時代が
すぐそこまで来ています。

Phase2:人工の目と知能がスマート化を加速
収穫の日に向けてすくすくと育つ
若い稲穂。日毎に糖度を上げながら
色づいていく果実。それらの色味や
大きさ、表情といった小さな変化を
エンルート 製 ドローン のカメラの目
がキャッチし、AI が今必要な薬剤、
肥料を即座に判断し て 最も効率的な
散布を自動で 行 う ことを目指 してい
ます。

【測量】
標定点不要の測量システム『TS トラッキング UAS』専用ドローン『QC730-TS』
(2017/9/8 付プレスリリースご参照)

標定点不要の 画期的な 測量システ
ム『TS トラッキング UAS』(株式会社
トプコン製) 対 応 の エンルート 製
『QC730-TS』は、搭載するカメラに専
用のプリズムを取り付けること で 、
自動追尾 で の 連続測定を可能としま
し た 。 このシステムとドローンの組
み合わせにより、 飛躍的に作業効率
の向上を図ることができます。

情報提供元:スカパーJSAT株式会社
https://www.sptvjsat.com/

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