「緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練」でドローンによる夜間の被災現場偵察訓練

「緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練」でドローンによる夜間の被災現場偵察訓練

佐賀県は、九州で最大規模となる災害訓練「緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練」で、全国初となる夜間のドローンによる被災現場偵察訓練を11月11日に行うと発表した。


 緊急消防援助隊は、平成7年の阪神・淡路大震災の経験から全国の消防機関による消防応援活動を迅速かつ円滑に実施するために整備され、災害発生時に備え全国を6地域ブロックに分けられている。毎年防災関係機関との合同訓練を実施し、今回、九州・沖縄8県が属する九州ブロックの平成29年度合同訓練を佐賀県で行われる。
 訓練は杵藤地区管内での災害発生を想定して行われ、緊急援助隊223隊を含む約1200名と九州各県の消防車両約 250 台、防災ヘリ、自衛隊ヘリ、ドクターヘリなどヘリコプター8機が参加する大規模なものとなる。
 その中で今回は各県から参集した緊急消防援助隊が、夜間のドローンによる被災現場の偵察訓練を行う。夜間にドローンを使用する訓練としては全国初となる。ドローンは、昨年8月に佐賀県が災害時協定を締結した佐賀県内建設業2社が所有するカスタムドローンを使用する。
 佐賀県消防学校での事前テストでは、暗闇の中をドローンの照明と特殊車両の照明を組み合わせることで、被災状況の把握や模擬傷病者を発見することに成功した。

佐賀県消防学校で行った事前テスト。暗闇の中を照明を点灯したドローンが捜索飛行した。

ドローンは暗闇の中から模擬傷病者を発見した。

平成29年度緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練

■訓練日程及び会場

平成29年11月11日(土曜日)

 9時〜12時    【訓練会場】 南永野埋立地、佐賀県消防学校
12時〜15時30分 【訓練会場】 オムロンリレーアンドデバイス(株)
               武雄事業所駐車場
17時〜19時 30分 【メイン会場】大同メタル佐賀(株)敷地内
15時30分〜 22時 【宿営地】 白岩運動公園、北方運動公園 


平成29年11月12日(日曜日)

9時〜13時    【メイン会場】大同メタル佐賀(株)敷地内
※11月12日(日曜日)の訓練は一般公開しています。

■主催 総務省消防庁
緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練佐賀県実行委員会
■参加予定数 緊急消防援助隊 223隊 819人
      県内消防本部 200人
      杵藤地区7消防団 150人

■その他の主な参加・協力機関
陸上自衛隊、国土交通省九州地方整備局、佐賀県警察本部
DMAT、NPO法人九州救助犬協会、佐賀大学医学部付属病院、
国立病院機構佐賀病院

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