「ドローンで飯が食えるか」に全員が「YES」! 第2回福島ドローンサミット郡山市で講演とパネル開催 19日にはワークショップ

「ドローンで飯が食えるか」に全員が「YES」! 第2回福島ドローンサミット郡山市で講演とパネル開催 19日にはワークショップ

 ドローン業界の論陣をリードする第一人者らが最新動向を披露する「第2回福島ドローンサミット」(主催:株式会社スペースワン)が18日、郡山市労働福祉会館大ホールで開幕した。初日は講演とパネルディスカッションが行われ、会場集まった85人の来場者が登壇者の話に熱心に耳を傾けた。


第一人者が勢揃い 85人が聴講

 初日の前半は、産学官の論客らがそれぞれの立場から講演が行われた。司会はドローンの魅力を発信する女子チーム、「ドローンジョプラス」代表のササモモさん(佐々木桃子さん)が務めた。来賓を代表して郡山市の品川萬里(まさと)市長「サミットでの話を新しいビジネスに活かしてほしい」とあいさつした。
 福島県商工労働部ロボット産業推進室室長・北島明文氏は、完成予想図が固まったロボットテストフィールドなど、県のロボット関連事業について解説。目玉のひとつであるドローン向けネット付き飛行場は、タテ80メートル、ヨコ150メートル、高さ20メートルとなる予定で「体育館よりも広い空間で航空法の制約を受けずに飛ばせる」などとアピールした。
慶應義塾大学SFC研究所・ドローン社会共創コンソーシアム事務局長の南政樹特任助教が「ドローン前提社会」をテーマに講演した。南氏はドローンを「サイバースペースの能力を持ちながら、リアルで飛ぶもの」と位置づけ、「産業がドローンをインフラとしてつかいはじめると、従来の制度がそのままでいいわけはない」と指摘。「今後到来する社会を構想し、そこから逆算して、今のうちにしておくすべきことを考えることが必要だ」と述べた。
FSGカレッジリーグの双石茂常務理事は、めざすビジョンについて「超実践教育」を挙げた。社会や業界のニーズに呼応した教育を追求する中で「ドローン人材育成は、新たな産業構築に欠かせないと判断。公務員、観光、グラフィック、救急救命士など8学科横断でドローン講座を導入している」と説明、今後、範囲の拡大も視野に入れる方針を示した。
エンルートM‘s東京支社の宇田丞さんは複眼カメラを搭載したドローンの画像をディープラーニングで解析すると、進行ルート上の障害物について、ドローンからの距離を色違いで表示できると説明。「自動航行と組み合わせれば、ドローン自身が通れるルートを背宅する技術につながる」と説明した。
ドローンタイムズから登壇した副編集長の村山は、ドローンタイムズが事業、研究に関わる人々が、共に豊かに、共に幸せになることを願い支援する媒体であることを伝え、来場者の支持を求めた。
 後半には、講演者にトライポッドワークス株式会社(仙台市)の佐々木賢一代表取締役社長も加えて、慶大の南特任助教をファシリテーターにパネルデフィスカットションが行われ、「ドローンが変える◯◯、を埋めるキーワードは何か」、「ドローンで飯が食えるのか」「安全運航管理について気をつけるべきこと」などのお題に対して、パネラーがそれぞれの考えを提示した。トライポッドワークスの佐々木社長は、「ドローンが変える◯◯」に「Z軸」を示し、「有史以来人間が初めて空間を手に入れた。空間民主化が始まる」と指摘した。「飯が食えるのか」には、条件付きも含め、全員が「YES」を掲げた。
19日には、FSGの施設を舞台に、カメラ基礎講座、映像編集講座、〝ドロンソン〟、ドローンプログラミング、防災活用、建設現場での運航などの講演やワークショップが開かれる。

大勢の来場者が講演に耳を傾けた(村山が講演中にステージからパチリ。収まりきらなかった方、大変申し訳ありません。最前列右端の南先生、体を傾けて頂いて大正解でした)

笑顔で会場をなごませながら円滑な進行を果たしたドローンジョプラスのササモモさん

回答をボードに書き記して進められたパネルディスカッション。左からファシリテーターを務めた慶大の南特任助教、トライポッドワークスの佐々木社長、福島県の北島室長。このほか、FSG双石常務理事、エンr-トM’sの宇田氏、ドローンタイムズ村山が参加した

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