【橋梁・トンネル技術展】自律制御システム研究所がインフラ点検や測量用ドローンを展示

【橋梁・トンネル技術展】自律制御システム研究所がインフラ点検や測量用ドローンを展示

幕張メッセで開催中の橋梁・トンネル技術展のドローンエリアに出展した株式会社自律制御システム研究所(本社:千葉県美浜区、代表取締役:野波 健蔵)は、測量やインフラ点検など、用途に合わせてアクセサリを組み替えられるPF1シリーズを展示していた。


橋梁点検などに適した非GPS環境下での自律飛行を可能にするPF1-Vision

計量や測量に適した4眼高速カメラを搭載したPF1-Survey。

 株式会社自律制御システム研究所(以下ACSL)の展示コーナーには、二種類のPF1シリーズが置かれていた。一台は、計量や測量に適した4眼高速カメラを搭載したPF1-Survey。もう一台は、建物やインフラの点検に適したセンサー技術を強化したPF1-Vision。
 PF1-Surveyは、機体の下部に4眼高速カメラを搭載し、50km/h以上の高速飛行での撮影を可能にしている。高速に飛行しても鮮明な画像が撮れる独自開発の4眼高速カメラにより、広範囲なエリアも短時間で連写できる。カメラの性能は、1インチの撮像素子に28mm(35mm換算)のレンズを備え、F値は2.8-11まで対応する。画素数は約2,000万画素で、JPEGやDNGのRAWデータで保存する。
 PF1-Visonは、非GPS環境下での自律飛行が可能になる自己位置の推定技術(Visual SLAM)を搭載したモデル。機体の前方に画像処理用の二種類のカメラを備えている。前方を写すステレオカメラは対象物との距離を把握し、一定の距離を保持する。下方を写す単眼カメラは、独自のアルゴリズム処理により、ドローンの位置と方角を計算する。前方と下方、二つのカメラからの画像処理により、橋梁下やトンネルなどでも、安定した自律飛行を実現するという。
 PF1シリーズは、同型の機体に異なるアクセサリやセンサーを組み合わせることにより、業務の用途に合わせた飛行と運用が可能。展示されていたPF1-SurveyもPF1-Visonも、同じ設計の機体にカメラとセンサーを付け替えたモデルになる。展示会場での説明によれば、PF1シリーズそのものも性能を強化を続けていて、今回の展示では、新しくなったブラシレスDCモーターを装備した。

建物やインフラの点検に適したセンサー技術を強化したPF1-Vision。

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