ZEROTECH社「DOBBY」〜飛行申請がいらない199グラムの小型自撮りドローン ZEROTECH社「DOBBY」

ZEROTECH社「DOBBY」〜飛行申請がいらない199グラムの小型自撮りドローン ZEROTECH社「DOBBY」

クアルコム社のアプリケーション・プロセッサーSnapdragon 801を搭載し、199グラムの軽量化を実現したZEROTECH社の「DOBBY」。4Kカメラを搭載し、飛行申請が不要な小型ドローンながら、スマートフォンによる高度な飛行制御を実現している。(田中亘)


室内で安定した飛行をするZEROTECH社の「DOBBY」

スマートフォンで操作する軽量で小型のドローン

 ZEROTECH DOBBYは、ポケット自撮りドローン。プロペラを取り付けたアームを本体に収納して、コンパクトに持ち運べる。バッテリーを含めた本体重量は199グラムと軽量なので、屋外で飛ばすときにも、飛行申請などが不要。小型で軽量ながら、クアルコム社のSnapdragon 801を搭載し、高度なフライトコントロールを実現している。折りたたんだときのサイズは135mm x 67mm x 36.8mm。少し大きなポケットならば収納できる。アームを出して飛行形態にすると、横幅が67mmから145mmへと広がる。アームには、プロペラも収納されている。プロペラは、アームにネジで止められているので、もしも破損した場合には、自分で予備のプロペラと交換できる。また、最大で9分間飛行できるバッテリーは交換式。予備のバッテリーを用意すれば、9分ごとに繰り返しの飛行が可能になる。飛行は、DOBBY専用のアプリをスマートフォンにインストールして操作する。
 アプリでは、DOBBYのホバリングや移動のコントロールから、静止画や動画の撮影などを指示できる。本体に取り付けられている4Kカメラは、手動で傾きの範囲を-90度〜22.5度まで変えられる。LEDストロボなどは装備されていないが、100〜3200のISO感度を備えているので、多少は暗い部屋や夕方の屋外でも、撮影が可能だ。

手前はクアルコム社のアプリケーション・プロセッサー。

5万円以下で購入できる自撮りドローンが産業用途を拡大する

 米国アマゾンでDOBBYは、約450ドル(約46,000円)前後の価格で販売されている。日本では、ZEROTECH の販売代理店である CYBERBRAIN JAPAN 株式会社が製品サポートを提供し、10月7日から販売を開始する。価格は、スタンダードモデルが 50,741 円、デラックスモデルが 59,074 円。 これまで、低価格で軽量のドローンといえば、ホビー用途の製品が中心で、リモコンによる手動操作が主流。しかし、DOBBYはフライトコントローラーを装備しているので、高度な技能を必要とせずに誰でも手軽に飛ばすことができる。DOBBYのフライトコントローラーの開発に携わっている中国サンダーコム社では、本体に搭載されているクアルコム社のSnapdragon 801の可能性を高く評価している。
 「199グラムのドローンにフライトコントローラーが搭載されたということは、高度な飛行制御が可能になります。例えば、高所やトンネルなどの点検に、DOBBYのカメラを活用できるでしょう。飛行申請が不要なのに高度なフライトをプログラムできるドローンの登場は、産業用途の可能性を大きく広げます」とサンダーコム社では予測する。
 サンダーコムの日本法人にも、DOBBYのような小型軽量のIoT端末となるドローンの産業利用について、日本企業からの問い合わせや相談が増えているという。

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