東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る② 被災地見守る一本松

東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る② 被災地見守る一本松

東日本大震災から7年、津波で甚大な被害を蒙った沿岸地域は堤防工事やかさ上げでその風景は大きく変貌し、一方、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた地域は未だ復旧、復興の兆しが見えない。従来のアングルからは分からなかった被災地の姿を、ドローンの“鳥の眼”を通して再検証した。産経新聞写真報道局が報告する。


被災地の復興を見守りつづける“一本松”

 国の名勝でもあった「高田松原」(岩手県陸前高田市)は、約7万本あったというクロマツ・アカマツの見事な防潮林だったが、平成23年3月11日の東日本大震災の津波で、なぎ倒され壊滅した。
 そのなかの一本が奇跡的に生き残り、「奇跡の一本松」と呼ばれ全国に知られるようになった。震災後、保護活動が続けられたが、その甲斐なく枯死していることが確認された。その後、震災からの復興を象徴するモニュメントとして残すことになり、幹に防腐処理をして心棒で補強、枝や葉を複製するなどして、保存され現在の姿になった。
 松の先端までドローンの高度を上げると、一本松がまるで被災地の復興を見守ってるかのように見えた。(写真と文 産経新聞写真報道局・古厩正樹)

この記事のライター

関連する投稿


【ドローンView】 水面の書 ジュンサイ収穫始まる・山形県村山市

【ドローンView】 水面の書 ジュンサイ収穫始まる・山形県村山市

初夏の味覚ジュンサイの収穫が山形県村山市の沼で最盛期を迎えている。箱舟に乗った大高根じゅん菜採取組合の組合員が箱舟に乗って沼にこぎ出すと、ジュンサイの葉で一面緑色の水面に筆書きのような黒い模様が描き出された。


【ドローンView】サクラエビの天日干しがピーク 静岡の富士川河川敷

【ドローンView】サクラエビの天日干しがピーク 静岡の富士川河川敷

静岡市清水区の富士川河川敷で、駿河湾特産のサクラエビの天日干しがピークを迎え、一面をピンク色に染めた。


【ドローンView】神秘のブルーに浮かぶ新緑 群馬県中之条町「奥四万湖」

【ドローンView】神秘のブルーに浮かぶ新緑 群馬県中之条町「奥四万湖」

ドローンから見た奥四万湖は、絵の具をそのまま流し込んだような濃い青色が水面を染めていた。湖の北端にある「浮島」と呼ばれる小さな半島は、水面下に沈み、サンゴ礁のようなエメラルドグリーンのグラデーションを加えていた。


【ドローンView】鮮やかな緑が覆うジオパーク 静岡県伊東市・大室山

【ドローンView】鮮やかな緑が覆うジオパーク 静岡県伊東市・大室山

伊豆半島東部にある「大室山」(静岡県伊東市)をドローン空撮した。標高580メートルで直径300メートルの噴火口がある伊東市のシンボルは、約4000年前の1回の噴火活動でできた単成火山の典型として、平成22年に国指定の天然記念物に指定された。


東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑥ 命救った伝承の防災教育

東日本大震災から7年 被災地を鳥の眼で見る⑥ 命救った伝承の防災教育

東日本大震災から7年、津波で甚大な被害を蒙った沿岸地域は堤防工事やかさ上げでその風景は大きく変貌し、一方、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた地域は未だ復旧、復興の兆しが見えない。従来のアングルからは分からなかった被災地の姿を、ドローンの“鳥の眼”を通して再検証した。産経新聞写真報道局が報告する。


最新の投稿


テラドローン、「ドローンハイウェイ構想」実用化に向け無人航空機運行管理システム(UTM)の新機能を開発

テラドローン、「ドローンハイウェイ構想」実用化に向け無人航空機運行管理システム(UTM)の新機能を開発

送電設備に取り付けた気象観測想定データを利用した世界初となる、ドローン自動飛行制御を実施。


「福島ロボットテストフィールド」が一部開所 ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点

「福島ロボットテストフィールド」が一部開所 ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点

ドローン長距離飛行・運航管理の世界初の試験拠点として、「福島ロボットテストフィールド」が7月20日に一部開所した。安全・円滑に飛行試験ができる環境を整備し、世界に先駆けたドローン物流等の実現を加速します。試験の第一弾として、8月9日に運航管理の公開試験を行う。


i-Construction推進展① 測量、点検シーンでの非GPS環境下にけるドローン活用事例が目白押し

i-Construction推進展① 測量、点検シーンでの非GPS環境下にけるドローン活用事例が目白押し

建設現場の生産性を向上し、国土交通省が推進する「i-Construction」の推進を支援することを目的に、7月18日~20日、東京ビッグサイトで「i-Construction推進展」が開催させた。ドローンを活用したソリューションは、当たり前となり、特に非GPS環境下で精度の高い運用に、来場者の関心が集まっていた。


ドローン産業における創造的破壊の未来

ドローン産業における創造的破壊の未来

東京電力とゼンリンが協力して推進する「ドローンハイウェイ」構想に楽天が参画したことで、日本におけるドローン物流の可能性が前進した。一方で、ドローン物流を否定する意見もある。ドローンを取り巻く産業には、どのような未来があるのか。最近の取材から考察した。(田中亘)


インテルがドローンライトショーのギネス記録を更新

インテルがドローンライトショーのギネス記録を更新

半導体大手のインテル(米国)は、自社の50周年を祝うイベントで、2018台のIntel Shooting Starを飛行させ、世界記録を更新した。