【国際ドローン展】徳島県那賀町が「デジタルアース版ドローンマップ」をアピール

【国際ドローン展】徳島県那賀町が「デジタルアース版ドローンマップ」をアピール

 ドローンを使った町おこしに取り組む徳島県那賀町が、「デジタルアース版那賀町ドローンマップ」を公開した。ドローン映えする場所を地図に示し、場所の特徴、連絡先などが分かる。開発したのは首都大学東京大学院1年の渡辺康太さん(23)。千葉・幕張で開催中の「国際ドローン展」でも那賀町のブースで来場者にアピールしている。


ドローン映えするおすすめスポットを分かりやすく紹介

 那賀町はドローンで空撮を楽しみたいユーザーのニーズに答えるため、町内の山、川、滝など空撮に適したドローン映えする場所で、民家、施設周辺などを避けて、土地所有者の承諾も得た上で、撮影に適した場所25箇所を選び、ドローンマップを作成している。すでに紙媒体のリーフレットとPDFで配布されていて、場所の特徴が写真とともに紹介されていることなどから、幅広いドローンユーザーに「分かりやすい」と好評だ。
 そのうえで那賀町は、周辺情報をより視覚的にとらえることができれば、ドローンユーザーの利便性が高まると判断。取り組みに共感した首都大学東京システムデザイン研究科修士1年、渡辺康太さんの協力で、デジタルアース版ドローンマップ公開されているデジタル地理情報システム(WebGIS)を活用したデジタルマップ「デジタルアース版那賀町ドローンマップ」を開発し、公開した。

デジタルアース版那賀町ドローンマップ

スマホで「那賀町ドローンマップ」を表示させると、地図上におすすめスポットがドローンマークで表示される

地図上のアイコンで必要な情報を取得

 マップはスマホの画面上で見ることができる。
 那賀町の地図に、町が選んだ空撮適地がドローンのマークで表示され、タップすると、その周辺情報や、パノラマ画像で視覚的にとらえることができる。那賀町が撮り貯めてきた写真も活用した。
マップ上にはアイコンが表示され、たとえば電話番号マークを触れれば、空撮するさいの連絡先が分かる。桜マーク、紅葉マークは、どのシーズンが空撮映えするかの参考になる。
地元で知られる「四季美谷温泉」を検索すると「天然温泉とジビエ料理が魅力の一軒宿。飛行前に管理者への報告を行い、施設のルールに従って飛行させてください。GPSが受信しづらいため上級者向け。飛行範囲の河川は県道沿いのため、高度に注意してください」と、表示される。また、地図上の丸いアイコンに触れるとパノラマ写真が表示され、周辺状況が把握できる。
 開発した渡辺さんは「初めて足を踏み入れた土地で、いきなりドローンを飛ばせるかというと、難しいと感じる方は多いと思います。高価なドローンをお持ちの方もいらっしゃるし、どこかにぶつけることがないかと心配される方もいらっしゃいます。このマップでは電線があるかどうかも分かります。周辺状況を把握して、心地よく飛ばして頂ければうれしいですし、経路を計画するときにも役立つと思います」と話している。

「四季美谷温泉」を表示させると紅葉のおすすめスポットであることがわかる。連絡先の情報も。

「国際ドローン展」の那賀町のブースではアピールする関係者。幟の左がマップを開発した首都大学東京大学院の渡邊康太さん。ブースには那賀町ドローン推進室の三好俊明課長(旗の右)のほか、多くの縁のある人が応援にかけつけている

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