DJI Mavic Pro用パラシュートが米国で登場

DJI Mavic Pro用パラシュートが米国で登場

UAVやロケットなどのパラシュートを数多く開発しているFRUITY CHUTES社(米国カリフォルニア州)は、DJI Mavic Pro用のパラシュートの販売を開始した。(田中亘)


本体重量約135gという軽量なパラシュート

DJI Mavic Pro用パラシュート

 FRUITY CHUTES社のDJI Mavic Pro用パラシュートは、0.96オンス(27.7g)という軽量で、Automatic Trigger System(ATS)フェイルセーフにより、ドローンの障害を自動的に検出してパラシュートを迅速に射出する。動力源は、ドローンと独立しているので、機体のバッテリーに異常が発生しても、パラシュートは独立して機能する。パラシュートの射出には、高エネルギー圧縮スプリングが使用されているので、米国では輸送や利用などに規制はない。また、パラシュートは15フィート/秒(4.6mps)の下降速度で2.5lbs(1.2Kg)という公称定格で、衝撃の低い着陸を実現する。対応する重量は、2.4Kg以下となる。
 Mavic Proへ取り付けるために、ハイテク統合SLSプリントマウントが用意されている。このマウントは、機体の中心部にしっかりと固定される。ヒンジとピンにより、パラシュートの取り付けと取り外しは容易。マウントには、片側にハリアー40mmランチャー、反対側にATSとバッテリーが入っている。パラシュートシステムは完全な自己完結型で、Mavic Proの急な転倒や墜落などを検出して、0.75秒でパラシュートを射出する。墜落の検出は、約16フィートの自由落下を判定する。同社によれば、パイロットが機体の墜落を目視で確認するよりも早く、パラシュートは開くという。米国では、製品に2年間の保証が提供される。

機体に取り付けた様子

基本仕様
本体重量:4.8oz(135g)
ドローンの重量:2.5lbs(1.2Kg)
最大ドローンの重量:5lbs(2.4Kg)
推奨最小設置高度:100ft(32m)
最大展開速度:110fps(75mph)

パラシュートの仕様
モデル:IFC-30-SUZ
タイプ:超小型トロイダル(環状)
ブライダル:400#Spectra Loop
シュラウドライン:200#スペクトル、6ライン
生地:0.66オンスリップストップ
パラシュート重量:0.96オンス(27.7g)
公称定格:2.5lbs @ 15fps
2.2のCD
Goresの数:6

ATSの仕様
外形寸法:1.5 "x 1.5" x .5 "
入力電圧範囲:3V〜12.6V
重量:0.5オンス。(14g)
サーボ接続:3ピンヘッダ、JR標準サーボコネクタ

パラシュートは27.7gと軽量で繰り返し使える

米国での販売サイト
https://fruitychutes.com/buyachute/drone-and-uav-parachute-recovery-c-21/dji-drone-parachute-bundles-c-21_31/dji-mavic-pro-drone-parachute-with-automatic-trigger-system-p-256.html

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