PwCが「グローバル・イノベーション・チャレンジ」を東京で初開催 6組のピッチや、クローンアートのセッションも!

PwCが「グローバル・イノベーション・チャレンジ」を東京で初開催 6組のピッチや、クローンアートのセッションも!

 ドローンタイムズが主催する「ドローントークPIT」にゲスト登壇したことがある世界最大級の会計事務所PwCが、社内の新規事業を競う「グローバル・イノベーション・チャレンジ」を東京で初開催した。勝ち上がった6組による高レベルなピッチや、著名芸術を成分までそっくりに再現するクローンアートのセッションが繰り広げられた。


ピッチの最優秀賞は南アチームとポーランドチーム

 グローバル・イノベーション・チャレンジは、PwCが毎年1回開催している社内のイノベーションのアイディアを競うコンテストで今回が7回目。開催地はヨーロッパを中心に、同社が拠点を構える都市で開催しており、アジアでは今回初めて、東京で開催された。
 ピッチコンテストには74地域から合計2500人による185件の応募があり、このうち6組が東京での晴れ舞台に立った。その結果、ゲーム形式の心理アセスメントツールを発表した南アフリカチームがプロダクト部門で、付加価値税の不正防止システムを発表したポーランドチームが、ソリューション部門でそれぞれ、最優秀賞を獲得した。
 このほか、インドチームが機械学習を活用した費用最適化システム、オーストラリアチームがAI・RPA・ビジネス効率SaaSプラットフォーム、中国香港チームが、製造から流通までを自動化、追跡するブロックチェーンシステム、米国チームが、ブロックチェーンを活用した監査システムをそれぞれ発表し、いずれも決勝にふさわしい高いレベルと内容で会場を唸らせた。
 グローバル全体で新規事業責任者を務めるヴィッキー・ハフ・エッカート氏は、イベントの意義について「組織にイノベーションの文化を根付かせ、デジタル化で変化する顧客ニーズに新たな事業で対応する場になる」と話した。

イベントの意義について語るヴィッキー・ハフ・エッカート氏。同氏はドローンについて、PwCが力を入れる8つの領域のひとつと表明した

世界74地域から集まった185件の応募の中から最終選考に残った6組がピッチにのぞんだ

触れる芸術、クローンアートも展示 テクノロジーと職人技の融合に感嘆の声

 イノベーションチャレンジでは、テクノロジーの新しい可能性を切り拓くセッションも行われた。
そのひとつがテクノロジーと芸術家の職人技を融合することで、著名な芸術を、外見だけでなく成分まで実物とそっくりに再現するクローンアート。文化財保護の観点で活動を展開する、宮廻正明・東京芸術大教授のセッションでは、クローンであるためアートに直接、触れることができる利点があり、視覚障害者が芸術を身近に感じることができる利点があることなどが目をひいた。
 会場にはゴッホをはじめいくつかの著名作品のクローンアートが展示され、来場者がおそろおそる手で触れるなどして、新しい鑑賞法を試していた。
 このほか、音声から気分を可視化する音声解析技術の株式会社Empath(東京)も、音声を解析して照明の色彩を変化させることで表現する技術を披露し、来場者から注目された。
 このイベントを日本事務局として企画、運営などをリードしたPwCの寺本勝俊氏は今回の企画について「イベントのホスト国の事務局として、日本が誇るテクノロジーや取り組みをアピールしようと考えて企画した。参加者が〝Wow!〟を感じる機会を創出できたのではないかと思う」と話した。

クローンアートによる文化財保護活動を展開する宮廻正明・東京芸大教授によるセッションも来場者のイノベーションマインドに火を付けた

クローンアートは著名な芸術作品と成分までそっくりでありながら、「実物」そのものではないので、触れて確かめることができることが大きな特徴だ

顔料の盛り具合などを表面のざらつきで確かめることができる、

この記事のライター

関連する投稿


PwC コンサルティングとアマナビ、ドローンを利用した 業務コンサルティングおよび運用ソリューションの提供で協業

PwC コンサルティングとアマナビ、ドローンを利用した 業務コンサルティングおよび運用ソリューションの提供で協業

PwC コンサルティング合同会社(東京都千代田区)とアマナグループでドローン人材育成やドローン空撮事業を展開する株式会社アマナビ(東京都品川区)は 4 月 12 日、ドローンを利用した業務コンサ ルティングと運用ソリューションの提供における協業を開始した。


ドローン業界7つのトレンドをPwCが発表

ドローン業界7つのトレンドをPwCが発表

アムステルダムで開催されたCommercial UAV Expo Europe(商用UAVエキスポ欧州)の基調講演で、コンサルタント会社のPwCがドローン業界の7つのトレンドについて発表した。


【SLUSH TOKYO 2019】airvisionのアマナ、ライティング、マイクロなど最新事情をプレゼン

【SLUSH TOKYO 2019】airvisionのアマナ、ライティング、マイクロなど最新事情をプレゼン

 アマナドローンスクールを運営するアマナグループは2月22日に東京国際展示場で開幕したSLUSH TOKYO 2019に出展しているpwcのブースで、ドローン事業の最新事情について説明会を行った。この日はライティングやマイクロドローンの可能性などがテーマ。23日も開催する予定だ。


PwCセミナー、様々なレイヤーで活躍する企業が登場 「ドローンを利用した次世代のビジネス変革のすすめ」

PwCセミナー、様々なレイヤーで活躍する企業が登場 「ドローンを利用した次世代のビジネス変革のすすめ」

PwCが「ドローンを利用した次世代のビジネス変革のすすめ」というテーマで、ドローンビジネスの展望、目視外飛行等の法規制緩和や留意点について行政と民間の専門家によって解説するセミナーを11月22日、開催した。


【橋梁・トンネル技術展】首都高速の保守点検や災害時調査で活躍できるドローン技術は?

【橋梁・トンネル技術展】首都高速の保守点検や災害時調査で活躍できるドローン技術は?

PwCコンサルティング合同会社(東京)が主催するビジネスコンテスト「ドローン・ソリューション・マッチング」の決勝チーム4組が、首都高速道路株式会社、PwCコンサルティング、ドローンタイムズの審査員を前に、4分間のプレゼンテーションを披露した。


最新の投稿


都築電気、空飛ぶクルマの開発プロジェクト「CARTIVATOR」への協賛を決定

都築電気、空飛ぶクルマの開発プロジェクト「CARTIVATOR」への協賛を決定

都築電気株式会社(東京都港区)は、 空飛ぶクルマの開発を進める有志団体CARTIVATORへの協賛を決定。


テラドローン、テラドローンインド、インド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定

テラドローン、テラドローンインド、インド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定

テラドローン(東京都)は、テラドローンインドとインド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定を締結し、インド工科大学ハイデラバード校に、世界初のドローンソリューション専門機関「センター・オブ・エクセレンス」を共同で設立した。


【国際ドローン展】カスタマイズ開発ドローンでビジネスを広げる日本サーキット

【国際ドローン展】カスタマイズ開発ドローンでビジネスを広げる日本サーキット

都内でDJI ARENAなどのトレーニング施設を運営している日本サーキット(神奈川県)は、DJI SDKを使ったカスタマイズ開発やオリジナルドローンを展示していた。


【国際ドローン展】パワフルな国産オリジナルドローンを開発する石川エナジーリサーチ

【国際ドローン展】パワフルな国産オリジナルドローンを開発する石川エナジーリサーチ

ドローンの開発・製造・操作技術などの最新テクノロジーを一堂に紹介する専門展示会の「第5回国際ドローン展」が4月17日から19日の3日間、千葉県の幕張メッセで開幕した。点検・メンテナンス、物流・輸送、警備・監視、災害対応、測量、撮影、農業など多岐にわたる産業分野のドローン関連企業が約40社が出展した。


迫力ある空撮映像を実現するFlying-Cam社(米国)のヘリコプター型ドローン

迫力ある空撮映像を実現するFlying-Cam社(米国)のヘリコプター型ドローン

Game of ThronesやMission Impossible 6で迫力ある空撮映像を実現している制作現場では、30年以上のキャリアがあるFlying-Cam社(米国)のヘリコプター型ドローンが活躍している。