ドローンが1日で4名の人命救助に貢献 DJIが発表

ドローンが1日で4名の人命救助に貢献 DJIが発表

ドローンを活用した救助活動が、5月31日のたった1日で、英国と米国の消防などの公共安全機関よって3件4名の人命救助に役立った。DJIは、これまでに少なくとも133名の人命救助についてドローンが活用されたと発表した。


 ドローンを活用した救助活動が、5月31日のたった1日で、英国と米国の消防などの公共安全機関よって3件4名の人命を救った。これによって、これまでに少なくとも133名の人命救助についてドローンが活用されたと、DJIは発表した。

 英国のデヴォン・コーンウォール警察とドーセット警察署は、エクスマウスの断崖で、ほぼ意識不明になっている遭難者を赤外線サーマルカメラ搭載のドローンで発見することができた。この両警察による捜索活動の模様は、Twitterの投稿画像で確認できる。
 また米国、インディアナポリスのインディアナ消防署は、沼で溺れかけていた逃走中の容疑者にドローンから救命胴囲を投下し、救助した。ウェイン・タウンシップ消防署も救助活動の模様をTwitterに画像を投稿している。
 3件目は米国、テキサス州のヒルカウンティーの公共安全機関によるもので、増水した川に取り残された母親とその15歳の娘にドローンから救命胴衣を投下し、無事救助した。このニュースは、地元メディアがニュース動画で伝えている。

 わずか1日の間に、ドローンを活用した人命救助活動が3件も確認されたのは今回が初めて。これ以外に今年だけでも、2月25日には、イギリスのリンカンシャー州で、警察が側溝に倒れていた意識不明の男性を、暗闇の中赤外線カメラ搭載ドローンで救出したニュースや、ブラジルのサンパウロで、ボートから落ちて溺れていたカイトサーファーに、ドローンがブイを投下して救出したニュースが記憶に新しい。
 警察や消防だけでなく、ドローンを持っている一般ユーザーも、事故や事件現場に居合わせた際に、自分のドローンを使って要救助者を発見したり、溺れている人や、森や側溝、山岳地帯で遭難している人を捜索することも可能だ。ドローンは、地上や水上での捜索活動と比べて、捜索範囲をかなり拡大することができ、煙や霧の中、暗闇や森林地帯であっても、赤外線サーマルカメラで要救助者を発見できる。また、公共安全機関がドローンを採用することで、危険を伴う場所での捜索活動をドローンが隊員に代わって行うため、二次災害の危険性を抑えることもできる。
 DJIは、ドローンが捜索救援活動に貢献でき、ドローンの広域利用が社会の安全にどのように寄与するかをまとめるため、新聞やTV、SNSで報じられたドローンレスキューのニュースを記録しているという。同社では、これまでに行われたドローンを活用した救助活動のニュースや映像をアーカイブし、報告するために、ドローンを活用した人命救助を行った公共安全機関で、報道されていないケースがあれば同社まで連絡して欲しいとしている。

この記事のライター

関連するキーワード


DJI 人命救助

関連する投稿


岩手県ドローン協会が岩手県雫石町とドローンを活用した災害時等業務協力協定を締結 DJI社製新型物資搬送ドローン「QS8」を採用

岩手県ドローン協会が岩手県雫石町とドローンを活用した災害時等業務協力協定を締結 DJI社製新型物資搬送ドローン「QS8」を採用

一般社団法人岩手県ドローン協会(佐藤亮厚代表理事、 会員13社)は岩手県雫石町とドローンを活用した災害時等業務協力協定を、5月23日に締結した。 同協会が県内の市町村と災害協定を結ぶのは今回がはじめて。今後は大雨災害などの大規模災害や山岳遭難事故発生時に、雫石町が同協会に出動の要請を行う。


DJI ZENMUSE XT2の国内事例を紹介

DJI ZENMUSE XT2の国内事例を紹介

DJI JAPAN株式会社(本社:東京都品川、代表取締役:呉韜)は、赤外線カメラのZENMUSE XT2の国内事例を報道関係者と代理店や関係者に発表した。


Amazonプライムオリジナルシリーズ「You Are Wanted」でDJI機器を利用

Amazonプライムオリジナルシリーズ「You Are Wanted」でDJI機器を利用

2018年5月18日-民間用ドローンとカメラジンバルで有名なDJI(中国)は、Amazonプライムのオリジナルシリーズ「You Are Wanted」の第2シーズンをDJI Inspire 2とZenmuse X7カメラなどでサポートした。


「セキド虎ノ門」5月19日オープン 1階のDJI認定ストア虎ノ門はケージもあり体験型

「セキド虎ノ門」5月19日オープン 1階のDJI認定ストア虎ノ門はケージもあり体験型

DJI社 正規代理店である 株式会社セキド(東京都国立市)は、ドローン体験型総合施設「セキド虎ノ門」(東京都港区西新橋)のオープンを前に、記者内覧会を行った。都内でも最も開発の進むエリアの一つ虎ノ門に、セキドの新拠点誕生。1階はDJI認定ストア虎ノ門。


DJIの新社屋のデザインコンセプトが発表される

DJIの新社屋のデザインコンセプトが発表される

設計事務所のフォスター・アンド・パートナーズ(ロンドン)は、深センに建設中のDJIの新社屋のデザインコンセプトと動画を公開した。既存のオフィスにとらわれないドローンの発着基地のような空間も用意される計画。(田中亘)


最新の投稿


エアロセンス、GNSS高精度計測が可能なドローン用対空標識AEROBO® MARKERのNETIS登録完了

エアロセンス、GNSS高精度計測が可能なドローン用対空標識AEROBO® MARKERのNETIS登録完了

エアロセンス株式会社が開発・製造・販売しているAEROBO® Markerがドローン用対空標識としては国内で初めてNETISに登録された。


「FAIドローンレーシング世界大会」 FAI、JMA、ALIが2020年の日本開催を目指し協力することで合意

「FAIドローンレーシング世界大会」 FAI、JMA、ALIが2020年の日本開催を目指し協力することで合意

 ドローン、ホバーバイクの開発などを手掛ける株式会社エアリアルラボインダストリーズ(ALI、東京)は、国際航空連盟(FAI)幹部らとパリで会談し、2020年にFAI 公認レース「FAI Drone Racing 世界大会」の日本開催を目指して協力することで合意したと発表した。ALIは複数の企業と連携する方針だ。


世界初!? Phantom 4をプログラミングで飛行させるソフトをジツタが開発

世界初!? Phantom 4をプログラミングで飛行させるソフトをジツタが開発

6月13日と14日に都内で開催された「CHIYODA EXPO 2018」に出展した株式会社ジツタ(本社:愛媛県、代表取締役社長:山内延恭)は、非GPS環境でのドローン精密誘導システムを応用し、DJI Phantom 4をプログラミングで制御するソフトの先行デモを行った。同社によれば世界初の試みだという。


ロケーションビジネスで活躍するドローンの最前線

ロケーションビジネスで活躍するドローンの最前線

幕張メッセで開催されたロケーションテクノロジーの展示会Locaiton Business Japan 2018で、ドローン特別企画が設けられ、数々のドローンとソリューションが紹介された。


NEDO、インフラ点検や災害対応に活用する「ロボット性能評価手順書」を公表

NEDO、インフラ点検や災害対応に活用する「ロボット性能評価手順書」を公表

NEDOと経済産業省は、インフラ点検や災害対応向けの各種ロボットの性能を実際の現場への導入前に把握するための性能評価手法を「ロボット性能評価手順書」として公表した。