【慶大×田村市】ドローンスクール講師も驚く上達ぶり 特別講座第3期、快調

【慶大×田村市】ドローンスクール講師も驚く上達ぶり 特別講座第3期、快調

 ドローンによる活性化に取り組む福島県田村市で6月30日、高校生向けのドローン特別講座が福島県立船引高校で開かれた。この日は田村市の校長、広島県神石高原町の入江嘉則町長講座ら多くの来訪者が視察した。


広島・神石高原町の入江町長も視察 上達の背景に「特設ドローン部」創設

 この日開催された特別講座は、6月15日に始まった第3期の2日目。地元の有志らによるドローン活用推進組織である「ドローンコンソーシアムたむら」の会員、船引高校の猪俣豊校長ら学校関係者、田村市の皮籠石征直副市長ら同市関係者らに加え、広島県神石高原町の入江嘉則町長らが訪れた。
 軽い練習のあと、指導役の慶大ドローン社会共創コンソーシアムの南政樹副代表が、ドローンがいま、期待されている背景について、「頭上の空間は、これまでは鳥と虫と電波ぐらいしか利用していなかった。そこを人が使うことでこれまでにできなかったことができるようになる」と説明。その「できるようになること」は、「みなさんで広げることができます」と、生徒たちに、人ができることを拡大する役割を期待していることを伝えた。
 また、ドローンには、空を飛ぶものとして回転翼、固定翼があることと、それぞれの特徴を説明。より重いものをより遠くに飛ばすために固定翼が活躍の幅を広げるのではないかと展望した。
 さらに、ドローンにできることについて、空から観察できる、空間の正確な位置に移動できる、インターネットにサービスや能力を使って生活空間に働きかけることができる、などと列挙。それぞれの事例や、実際に世界で行われている取り組み、事業、サービスなどについて動画をまじえて紹介した。
 あわせてこの日、視察に訪れている入江町長が活動している神石高原町で行われているドローンの展開についても説明。同町に本部を構え、世界各国の紛争地帯、災害現場で救難活動を展開している特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンと慶大が、救助犬とドローンの連携によって救難の強化に取り組んでいることも報告した。
 生徒たちは、こうしたドローンの今後の大きな潜在力について聞いたあと、練習を再開。「8の字」「リリース・アンド・キャッチ」など、それぞれのレベルにあわせてトイドローンをフライトさせた。
 船引高校にはこの4月から部活動とは別の課外活動として「特設ドローン部」が創設されており、特別講座の生徒も特設ドローン部に在籍。土曜日を中心に、自主練習が行われ、ほかの活動と重ならない生徒などが活動しているという。この日の練習でも課題を軽々とこなす生徒がいて、生徒の成長ぶりをみてきた市役所職員から「ますますうまくなってる」と声があがったほか、見学に来ていたドローンスクールの講師も「ライセンスの受験者よりも上手な生徒もいる」と驚いていた。
 また、視察者に訪れた中で、ドローンの心得のある地元経験者が練習を手引きする姿もみられ、田村市内でのドローンに対する取り組みは、生徒、市民の一体化がさらに進んでいることを来場者に印象付けた。

船引高校で行われたドローン特別講座を視察した広島県神石高原町の入江嘉則町長(スーツ姿)

この日も生徒たちにドローンの可能性、世界の実情を伝えつつ、知識、練習方法を指導した南政樹・慶大SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム副代表

生徒たちが視察者の求めに応じてフライトを披露することも

飛ばしていたドローンが体育館の高いところにあるネットにひっかかると脚立を持ってきて・・・(次の写真に続く)

頼れる男子がっ脚立にのぼりネットから取り外す。任務完了のキメスマイル

遊んでいるかのように楽しそうに練習をする女子たち

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