空からの測量に革命をもたらすオブリークカメラ
上空から斜め5方向を同時に撮影するオブリークカメラは、その大きさから、これまでは大型のセスナなどの航空機に取り付けて撮影する必要があった。一方で撮影能力に優れたオブリークカメラは、国土交通省が提唱するi-Constructionの維持・管理分野において、重要な役割を果たすことが期待されている。しかし、従来のドローンに搭載可能なカメラは、重さの問題から多くは1台で、測量の場合は真下を向けたものが主流となっていた。そのため、下向きのカメラだけでは構造物や橋梁などの鉛直の面を正確に撮影することが困難で、複数の方向から撮影するためには飛行時間が延びてしまうという問題があった。
それに対して、5方向を同時に撮影するオブリークカメラを活用することで、短時間で正確な3Dモデルが作成できる。CSS技術開発では、ドローンに搭載可能なオブリークカメラの開発に成功し、2018年8月28日(火)から30日(木)にかけて幕張メッセで開催される建設・測量 生産性向上展(CSPI-EXPO)にて、ドローンに搭載することが可能なオブリークカメラ(傾斜カメラ)を実機展示する。