米国インテルはNASAやFAAと協力してOpen Drone IDの開発を推進

米国インテルはNASAやFAAと協力してOpen Drone IDの開発を推進

2018年8月15日、オクラホマ州デュラント。Intelのドローンチームのメンバーは、オクラホマ州でIntel Falcon 8+ドローンやモバイルアプリのOpen Drone IDを使い、NASAやFAA(連邦航空局)と協力して、UAS統合パイロットプログラムのイベントに参加した。


インテルはFAAと協力して米国空域のドローン活用に取り組む

Intel Falcon8+のサーマルセンサーが夜間に牛の群れをとらえた様子

 インテルは、連邦航空局(FAA)および他の業界関係者と協力し、安全を最優先に無人航空機システム(UAS)の革新を促進し、グローバルスタンダードとプラクティスの形成に参画している。インテルの支援は、NASAとFAAが開発しているUASの運航管理システム(UTM)のガイドラインに基づくテストや開発になる。インテルのドローン事業を率いるアンリ・ナンデュリ(Anil Nanduri)副社長兼ゼネラルマネージャーは「インテルのドローンチームが、新しい商用UASオペレーションのための道を開くために、このような重要なプログラムに参加していることを光栄に思っています。米国政府や様々な業界パートナーと協力して、ドローンの運行管理が、私たちの国の空域に責任ある方法で統合されたときに、大きな可能性を示せると確信しています」と話す。
 ホワイトハウスは、米国運輸省とFAAに対し、ドローン空間におけるリーダーシップを維持し、構築することを任命している。新しいプログラムは、高度な商用ドローンの運転および技術の応用を容易にし、UASトラフィック管理システムおよび検出および追跡機能のテストを可能にする。これはドローンの飛行を全国の空域システムに完全に統合するために必要となる。
 FAAは、無人航空機オペレータと州政府、地方政府、部族政府とペアを組んで、無人航空機システムインテグレーションパイロットプログラム(IPP)を開始し、ドローンを米国の空域に安全に展開する方法を模索している。このプログラムは、全国の10のサイトで構成されている。この作業では、数年間にわたって高度なドローン操作と関連技術がテストされる。具体的にインテルは、10サイトのうち4サイトに参加している。その地域は、オクラホマ州デュラントのオクラホマ州のチョクトー・ネーション(Choctaw Nation of Oklahoma)に、サンディエゴ、バージニア州、テネシー州になる。
 そして、8月15日にオクラホマ州のチョクトー・ネーションで、最初のミッションのいくつかの成果を示し、実証し、共有するメディア・イベントが開催された。インテルは、Intel Falcon 8+ドローンの温度センサーを使用して、夜間のミッションを実行した。この実証実験は、紛失した牛を探したり、地元の野生動物の習慣や傾向の調査に使用できる。また、インテルはUASのリモート識別と追跡のためのソリューションを提供するオープン・スタンダードのOpen Drone IDの最初のパブリック・デモンストレーションも実施した。チョクトー・ネーションの将来の任務には、農業用途のためのドローン、公共の安全とインフラストラクチャーの検査、人々の視界を越えた計画された飛行、夜間の操作が含まれる。さらに今後の投資計画では、地上からのレーダーによる検知と回避や高度な気象観測なども予定している。

ドローンの飛行経路を示すインテルのフライトコントローラー インターフェース

国際標準を目指すOpen Drone IDプロジェクト

Open Drone IDモバイルアプリケーションの画面例

 先ごろFAAが発表したUASリモートトラッキングに関する草案では、追跡航空規則制定委員会(ARC)によって規定された、識別、分類およびUASの遠隔識別と追跡のための新たなトラッキング技術の導入を推奨している。Open Drone (オープンドローン)IDは、ドローンをトラッキングするためのソリューションとなるオープンスタンダードとして設計されている。Open Drone IDは、スマートフォンのような受信機でドローンを識別できるビーコンベースのUAS識別ソリューションになる。現在のドラフト仕様は、Bluetooth 4.2ブロードキャストパケットとBluetooth 5(長距離)拡張に基づいている。この技術により、個々のドローンは固有のID、位置、方向、高度、速度、製造メーカー、機体種別、ベース位置、およびその他の関連データをブロードキャストできる。
 Open Drone IDプロジェクトは、国際標準化団体であるASTM内のワークグループを通じて管理されている。インテルは、ASTM F38リモートID標準およびトラッキングワークグループをリードしている。Open Drone IDは、多くのエンドユーザーやユースケースに幅広いスケーラビリティを提供するために、Wi-FiやBluetoothのようなグローバルスタンダードに準拠することが重要になる。詳細については、Open Drone IDの公開ウェブサイトを参照。

https://www.opendroneid.org/

Open Drone IDは、低コストで信頼性の高い "ビーコン"能力をドローンに提供するプロジェクト。

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