スイス発、最大55分の飛行が可能なVTOLドローン

スイス発、最大55分の飛行が可能なVTOLドローン

Wingtra(スイス)社が2017年から販売を開始したVTOLドローンのWingtraOneは、測量や地図の作成に特化し、最大で55分の飛行と自律飛行により最大50kmのエリアをカバーする。


一回の飛行で100ヘクタール(0.7cm/px)から400ヘクタール(3cm/px)をカバー

VTOLドローンのWingtraOne

 2つのプロペラで垂直の離着陸と翼を活用した水平飛行を可能にしたWingtraOneは、最大で55分の連続飛行を実現している。2017年から販売がはじまったWingtraOneは、日本ではニコントリンブルが取り扱い、世界各国に販売代理店がある。カナダに本拠を置く建設機械および測量ディストリビューターであるGlobalTroxlerのドン・ウイルゴッシュ(Don Wilgosh)社長は「VTOL(垂直離着陸)機能を備えた固定ウィングオプションを顧客に提供することに非常に興奮しています。WingtraOneは、技術的に進歩した高精度のPPK(ポストプロセスキネマティクス)対応製品で、当社の顧客に向けたジオマティックス産業の最先端と位置づけています」と話す。
 WingtraOneはSony RX1RIIセンサーを搭載し、地上のコントロールポイントを使わずに1cmまでの精度で地上をスキャニングする。42メガピクセルのカメラを搭載することで、一回の飛行で100ヘクタール(0.7cm/px)から400ヘクタール(3cm/px)をカバーする。2017年3月には、風力タービン20台の建設予定地となっているアルプスの高台を測量するために、800ヘクタールの広大な地域を飛行した実績もある。55分のフライトで400ヘクタールの測量が可能なので、800ヘクタールでは2回の飛行で処理した計算になる。マルチコプターでも、ソニーの高精細カメラを搭載した測量に対応した機種が数多く登場しているが、広範囲を長時間の飛行で対応できるWingtraOneは、今後も世界で需要を拡大すると期待されている。

スイスアルペン渓谷のルンネツィアの800ヘクタールに及ぶ地域を測量

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