Swift020 VTOLドローンが石川県の林業と協力してフライトに成功

Swift020 VTOLドローンが石川県の林業と協力してフライトに成功

2018年8月13日、カリフォルニア州サンクレメンテ。Swift020 UASは、石川県農林研究センター、地方森林協同組合、主要林業界の指導者と協力して、2018年7月23-25日に石川県内の密集した森林地帯でフライトに成功したと発表した


日本の林業の持続可能な収穫計画をサポートするSwift020 VTOLドローン

石川県の森林で離陸するSwift020 VTOLドローン

 樹木の密度、面積、問題のある地形のために、持続可能な森林管理は困難な例が多い。スウィフト・エンジニアリングの社長兼CSOであるリック・ヘイス(Rick Heise)氏は「石川県の美しい森林地帯は、Swift020 UASの完全自律性を示す素晴らしい環境です。狭い制限区域で垂直に離陸して着陸することができました。スムーズな水平飛行に素早く移行できるため、短時間で膨大な面積をカバーすることができます」と話す。
 滑走路が利用できない飛行ミッションのために開発されたSwift020は、ヘリコプターのように離陸し、水平飛行に移行するユニークな能力を備えている。この能力は、従来のクワッドコプター式ドローンに比べて大きな利点をもたらす。
 石川県の森林地帯には、県内でも最も古い杉の木がいくつかある。古い樹木の剪定は、環境の将来と森の健康を保持するために必要とされている。スウィフトエンジニアリングの事業開発ディレクターのアレックス・エケベリア(Alex Echeverria)氏は「Swift020 UASの耐久性のわずか10%にあたる15分未満のデモンストレーション飛行で、林業産業の持続可能な収穫計画をサポートするために180エーカー(約73ヘクタール)以上の高精度データを収集することができました。最先端のデータ収集、分析、レポート作成技術を利用することで、必要なときに適切な情報を顧客に提供する完全なターンキーサービスモデルを提供することができます」と話す。
 Swiftの独自の統合ソフトウェアは、高精細画像のデータ収集を最適化し、翌日には3D画像を提供して、森林全体の健康状態を確認できた。エケベリア氏は「我々は、サイトの標高と地形のデータだけでなく、3D地点や2Dオルソモザイク画像を提供した。私たちが提供した画像は、意思決定者の間で簡単に共有して、より大きな組織のコラボレーションを支援します。この種の迅速な対応とコラボレーションにより、効率的で費用対効果の高い方法で、リソースを管理するのに役立つオンデマンドのリアルタイムの実用的なデータが林業関係者に提供されます」と付け加える。
 X-Blade Technologyを搭載した最初のUASであるSwift020は、18年以上に及ぶ無人システム研究開発の成果。Swift020無人航空システム(UAS)の垂直離着陸(VTOL)技術は、どこにでも着陸し、効率的な固定翼前方飛行に移行し、追加の発射および回復装置なしで運用時間とコストを削減する。Swift020 UASは、インフラストラクチャ、石油・ガス、海事、緊急サービス、配送、農業、科学研究、監視およびセキュリティ市場にサービスを提供するシステムファミリ。
 Swift-Xiは米国カリフォルニア州サンクレメンテに本社を置くSwift Engineeringと、日本の神戸にあるKobe Institute of Computingによる日本の合弁会社。Swift-Xiは、日本および世界各地で、自律およびロボット技術のデータおよびITサービス、ロジスティクス、フルサービスオペレーションを提供する。
 Swift Engineering、Inc.は、製品、技術、アイデアから市場への完全統合製品開発ソリューションを提供する革新企業。同社は30年以上にわたり、インテリジェントシステムや高度な車両設計、エンジニアリング、ビルドの歴史を持ち、ヘリコプター、潜水艦、宇宙船、陸上車両、ロボティクスなど、さまざまな分野で展開している。

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