日本郵便、11月7日にドローン輸送開始 「レベル3」を福島から実装へ

日本郵便、11月7日にドローン輸送開始 「レベル3」を福島から実装へ

 日本郵便株式会社は10月30日、ドローンによる輸送を11月7日に始めると発表した。輸送するのは福島県の小高郵便局(南相馬市)と浪江郵便局(浪江町)の約9キロの区間。日本郵便は10月26日に、国交省から補助者なしでの目視外飛行の承認を得ておりさっそく運用する。事実上、ロードマップの「レベル3」を実装することになる。


2㎏までの荷物を時速54㎞で1日最大2往復

 日本郵便は11 月 7 日以降、毎月第 2、第 3火、水、木曜日の9:00~16:00 の間に、 1 日最大 2 往復、ドローンで荷物を輸送する。ドローンが運ぶのは重さ2kg 以内の荷物等で、社内の書類や、小型商品を郵便受けに配送する「ゆうパケット」、郵便局内に置くチラシなどの局間輸送などに活用を見込む。

 輸送のドローンは地面から 60m以下の高さを、秒速15m(時速約 54km)以下で飛行する。天候や輸送荷物量、空域調整などにより、飛行日、時間、回数が変更されたり、休止されたりする場合がある。

 日本郵便は今回の運用にあたり、福島県、南相馬市、浪江町の協力を受けた。南相馬市、浪江町は、「福島ロボットテストフィールド」、「福島浜通りロボット実証区域」を整備するなど、ドローンの受け入れが進んでいることで知られる地域のひとつ。1年前の昨年(2017年)10月31日には、楽天とローソンが、ドローンを使った商品配送の試験運用を、南相馬市小高地区にある「ローソン南相馬小高店」と、「小谷集落センター」の間の2・7キロの区間で運用を始めて話題になった地域でもある。

 ドローンを使った荷物配送は、ドローンの操縦者か、別に監視する補助者を配置するかしないと認められてこなかった。国交省は今年9月に運用ルールを改正、日本郵便が10月26日付で承認を受けていた。

 政府は小ドローンによる「空の産業革命」に向けて、ロードマップを策定しており、その中で、2018年頃から無人地帯での目視外飛行(レベル3)、2020年代前半から有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(レベル4)によるドローンの利活用を本格化させると位置付けている。今回、日本郵政が目視外飛行輸送を実施することで、事実上レベル3が実施されることになる。

日本郵便が11月7日以降にドローンで輸送する区間

日本郵便は2017年3月、10月に福島ロボットテストフィールドで行われた運航管理システムの実証実験にも参加していた(2017年10月)

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