スペースリンク、センチメートル級の超リアルタイム測位を可能とする測位受信機を発表、ドローンや自動運転分野などで活用へ

スペースリンク、センチメートル級の超リアルタイム測位を可能とする測位受信機を発表、ドローンや自動運転分野などで活用へ

スペースリンク株式会社は、センチメートル級の超リアルタイム測位を可能とする高性能測位受信機「3周波マルチGNSS受信機」を発表した。


 スペースリンク株式会社(神奈川県藤沢市)は、センチメートル級の超リアルタイム測位を可能とする高性能測位受信機「3周波マルチGNSS受信機」を発表した。高い精度・安定性・リアルタイム性が求められる産業用ドローンや自動運転車両用途など、様々な分野へ活用が期待できる。

 スペースリンクはロケットや人工衛星の測位受信機について豊富な採用実績を持ち、宇宙開発の分野で独自の最先端測位技術を蓄積してきた。長年培った測位技術とノウハウを活用し、高精度な測位を安定的に効率よく行うことが可能な「マルチGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機」の開発事業を行っている。

▼プレスリリースPDFファイル(ダウンロード)
https://prtimes.jp/a/?f=d38456-20181101-2301.pdf

高精度なリアルタイム測位を実現する、3周波マルチGNSS受信機。

 今回発表した「3周波マルチGNSS受信機」は、米国「GPS」、日本の「QZS(準天頂衛星)」、欧州の「Galileo」等が出力する3つの異なる周波数帯の測位信号を捕捉して測位を行うもので、世界中のほとんどの測位衛星をカバーできるため、都市部・山間部を問わずどこででも高精度な測位が可能となる。測位精度をセンチメートル単位まで抑えた超高精度測位も可能。また独自の信号処理・測位演算技術により最大0.1秒に1回の測位を可能とし、従来の測位受信機の約10倍のリアルタイム性を実現した。

独自マルチアンテナ技術による高い安定性で、急激な姿勢変化や加速でも高精度測位を維持。

 人工衛星やロケット等の宇宙用GPS受信機の開発で培った技術を応用した、独自のマルチ(複数)アンテナ技術により、測位電波の受信範囲の拡大や姿勢・方向の推定・検出、マルチパス(電波障害)の影響抑制効果により、高い安定性を実現する。障害物の多い都心部や山間部などの環境下や、急激な姿勢変化や加速時などの測位が不安定になりがちな状況でも、高精度な測位を安定的に効率よく行うことができる。

ホワイトボックスな純国産技術と、ローコストで柔軟なカスタマイズ性。

 基礎研究から製品化開発まで一貫して自社で行ってきたことによる、ホワイトボックスかつ純国産という技術の特徴がある。これにより、一般的な測位受信機とは異なり、ユーザーのニーズにあわせ、測位応用システムを含めたフレキシブルなカスタマイズを施すことが可能となる。
 また、チップ化への対応も既存技術で比較的容易にできるため、開発サイクルを短縮し、低コストなカスタマイズ開発が可能。また、地域毎に利用可能な測位衛星をソフト上で選択可能となっている。

高いリアルタイム性が求められるドローンや自動運転への活用。

 ユースケースとしては、政府が掲げる「地理空間情報高度活用社会(G空間社会)」構想における様々なニーズに対しての利活用を想定している。その中でも、高いリアルタイム性と安定性が要求されるドローンの自律飛行/航空管制利用や自動運転車両分野への活用を想定。特にドローン分野では、道路のように車線などの目印が無い三次元空間での絶対位置が極めて重要とされ、さらに、高速で移動するため、高いリアルタイム性と安定性を両立し、かつ高さ方向も高精度に測位可能なスペースリンクの測位受信機に大きな優位性がある。

◾️ユースケース
ドローン
自動車・自動運転
航空管制・航空宇宙
陸運
海運
建設
農業
スマートフォン 等

2018年11 月よりサンプルモデル供給開始、2019年春期より3周波対応モデル販売開始を予定。

 今年11月よりサンプル品として、評価用ベーシックモデルとなる「準天頂衛星+RTK対応2周波マルチGNSS受信機」の供給を、2019年春に「準天頂衛星+RTK対応3周波マルチGNSS受信機」の販売開始を予定している。

スペースリンク株式会社
Spacelink Co., Ltd.

 スペースリンクは、宇宙向け技術開発で培った先端技術をベースに、次世代蓄電デバイスで「カーボンナノチューブキャパシタ」の開発および、高精度な測位を安定的に効率よく行うことが可能な「マルチGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機」の開発という2つの異なる技術開発を行っている企業。経済産業省の官民によるスタートアップ集中支援プログラム『J-Startup』特待生企業として選定された。

◎慶應藤沢研究所:神奈川県藤沢市遠藤4489-105 慶應藤沢イノベーションビレッジ212号室
◎第二研究所:神奈川県藤沢市遠藤2010-3 1階・3階
◎登記本社:神奈川県藤沢市本藤沢三丁目16番6号

WEBサイト: http://www.spacelinkltd.jp/

◾️お問合せ
お問い合わせフォーム: ​http://www.spacelinkltd.jp/contact/
TEL:0466-54-7737
FAX:0466-54-7866

この記事のライター

最新の投稿


NTTグループが関連企業15社と共同でドローンとAIを活用したスマート営農に取り組む

NTTグループが関連企業15社と共同でドローンとAIを活用したスマート営農に取り組む

NTT グループ、ふくしま未来農業協同組合、株式会社エンルート、日本農薬株式会社は、準天頂衛星みちびきに対応したドローンやNTT グループのAI 技術を活用しスマート営農ソリューションの実証実験を行う。


【国際ドローン展】産業用ドローンと周辺機器の新たな潮流が続々と

【国際ドローン展】産業用ドローンと周辺機器の新たな潮流が続々と

幕張メッセで開催された2019年の国際ドローン展では、産業用ドローンの新たな潮流を示す数多くの機体や周辺機器が展示された。


都築電気、空飛ぶクルマの開発プロジェクト「CARTIVATOR」への協賛を決定

都築電気、空飛ぶクルマの開発プロジェクト「CARTIVATOR」への協賛を決定

都築電気株式会社(東京都港区)は、 空飛ぶクルマの開発を進める有志団体CARTIVATORへの協賛を決定。


テラドローン、テラドローンインド、インド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定

テラドローン、テラドローンインド、インド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定

テラドローン(東京都)は、テラドローンインドとインド工科大学(IIT)ハイデラバード校がインドにおけるドローン業界強化を目的とした三者間協定を締結し、インド工科大学ハイデラバード校に、世界初のドローンソリューション専門機関「センター・オブ・エクセレンス」を共同で設立した。


【国際ドローン展】カスタマイズ開発ドローンでビジネスを広げる日本サーキット

【国際ドローン展】カスタマイズ開発ドローンでビジネスを広げる日本サーキット

都内でDJI ARENAなどのトレーニング施設を運営している日本サーキット(神奈川県)は、DJI SDKを使ったカスタマイズ開発やオリジナルドローンを展示していた。