ボーイングとSparkCognitionがジョイントベンチャーのSkyGridを創設

ボーイングとSparkCognitionがジョイントベンチャーのSkyGridを創設

2018年11月20日-テキサス州オースチン。航空大手のボーイングとAI開発のSparkCognitionは、都市の空中モビリティの未来を可能にする新会社SkyGridの創設を発表した。


世界の空域における自律型貨物および乗用機の安全かつ確実な統合を保証

SkyGridは都市の空中モビリティの未来を可能にする新会社

 SkyGridのプラットフォームは、ブロックチェーン技術、AI対応ダイナミックトラフィックルーティング、データ分析、サイバーセキュリティ機能を使用して、無人航空機システム(UAS)の新たなトラフィック管理(UTM)を提供する。SkyGridプラットフォームの利用者は、パッケージ配信、産業検査、緊急支援など、UASを使用して幅広いミッションやサービスを安全に実行できる。

 提供する主なサービスは以下のようになる。

・AIベースのルートプランニング
・機内監視/警報
・FAA /規制機関の統合
・自動ルート承認
・動的再ルーティング
・自律型AI駆動型サイバーセキュリティ
・インテリジェントデコンフリクト
・分散空域監視
・埋め込まれた予測的メンテナンス
・不変ブロックチェーンレコード



 ボーイング・ネクスト社の副社長兼ゼネラル・マネージャー、スティーブ・ノールドンド(Steve Nordlund)氏は「ボーイング社とSparkCognition社のパートナーシップは、今日の業界でも類を見ないものです。SkyGridは世界中の何十億もの人々にとって安全でシームレスな商業的および個人的な輸送を可能にするデジタル・インフラを構築していきます」と話す。
 SparkCognitionの創設者兼最高経営責任者(CEO)であり、SkyGridのCEOも務めるアミール・フセイン(Amir Husain)氏は「AI、ブロックチェーン、セキュリティ、航空分野の専門知識を統合して、急速に成長する都市空中移動性産業の画期的な技術進歩を実現していきます。単一の統合フレームワークでスケーラブルで堅牢な機能を提供することにより、SkyGridは大規模な航空機アプリケーションをより実用的かつアクセス可能にするでしょう」と述べる。

 SparkCognitionは、受賞実績のある機械学習技術、多国籍のフットプリント、防衛、産業用インターネット、ファイナンスに特化した専門家チームによって、社会の最も重要な利益を進めるAIシステムを構築する。SparkCognitionは、複雑なデータを分析し、意思決定を支援し、人間と産業の生産性を変革するのに役立つ。

 ボーイングは、世界最大の航空宇宙会社であり、商業用ジェット機や防衛、宇宙およびセキュリティシステムの大手メーカー。米国のトップ輸出業者で、同社は150カ国以上の航空会社と米国および同盟の政府顧客をサポートしている。ボーイング製品とカスタムサービスには、商用および軍用航空機、衛星、武器、電子および防衛システム、打ち上げシステム、高度情報通信システム、およびパフォーマンスベースの物流およびトレーニングが含まれる。

 両社が創設したSkyGridは、都市の空中モビリティの未来を可能にする新会社。同社はテキサス州オースティンに本拠を置き、ソフトウェアプラットフォームを開発し、世界の空域における自律型貨物および乗用車の安全かつ確実な統合を保証する。

無人航空機システム(UAS)の新たなトラフィック管理(UTM)を提供

この記事のライター

関連する投稿


ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

ボーイングが自立型旅客ドローンの初飛行を発表

2019年1月23日 - 米国バージニア州。航空大手ボーイングの関連企業のボーイングネクスト(米国)は、ボーイングの子会社のAurora Flight Sciencesと開発した電気式垂直離着陸(eVTOL)航空機による自律飛行と地上制御システムを検証したと発表した。


オーストラリア発、ボーイング社がクイーンズランド州で複数UAV機の自律飛行に成功

オーストラリア発、ボーイング社がクイーンズランド州で複数UAV機の自律飛行に成功

2018年8月17日、オーストラリア-ブリスベン。ボーイング社は、自社で開発した自律的な制御技術を使用して、セスナ型UAVの試験飛行に成功したと発表した。


日本チームが世界10強入り! ボーイング協賛の飛行装置開発コンテスト「GoFly」第1期

日本チームが世界10強入り! ボーイング協賛の飛行装置開発コンテスト「GoFly」第1期

 米ボーイング社が協賛する個人用の飛行装置の開発コンテスト「GoFly」に参戦している日本の学生・社会人の混成専門家チーム「teTra(テトラ)」が、設計を競う第1フェーズで、受賞10社に入った。GoFlyは賞金総額200万ドルのコンテスト。2年をかけて今後、試作機、実機で競われ、2019年秋にグランプリが決まる。


ボーイング社が無人空輸カーゴの試作モデルを発表

ボーイング社が無人空輸カーゴの試作モデルを発表

米国シカゴ、1月10日。米国ボーイング社(NYSE:BA)は、VTOL(垂直離着陸)型の無人空輸カーゴのプロトタイプを発表した。500ポンドの積載量を目指して設計されている。


ボーイング社、ドローンとHololensを使ったAR防災システムを開発

ボーイング社、ドローンとHololensを使ったAR防災システムを開発

海外メディアVRforcusは、2016年8月8日の記事において、ボーイング社が開発したAR防災システムを紹介した。


最新の投稿


SLUSH TOKYO 2019開幕! ライトと音のきらびやかな競演! 小池知事もスピーチ

SLUSH TOKYO 2019開幕! ライトと音のきらびやかな競演! 小池知事もスピーチ

世界最大級のスタートアップフェスSLUSH TOKYO 2019が22日、東京ビッグサイトで開幕した。メインステージでは東京都の小池百合子知事が登壇し、起業家に発展と成功に向けて突き進むようエールを送った。


2019年度内にドローン配送の実用化を目指す楽天が選んだ京東製ドローン

2019年度内にドローン配送の実用化を目指す楽天が選んだ京東製ドローン

楽天株式会社(東京都世田谷区)は、中国のECサイト大手の京東集団(中華人民共和国北京市)のドローンを導入すると発表した。これまで、国産ドローンに投資してきた同社の戦略変更には、どういう背景があるのだろうか。


楽天が京東集団と連携し無人配送サービスに京東のドローンとUGVを導入

楽天が京東集団と連携し無人配送サービスに京東のドローンとUGVを導入

楽天株式会社(東京都世田谷区)は、日本国内で構築する無人配送ソリューションに、中国でECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団(中華人民共和国 北京市)のドローンと地上配送ロボット(UGV)の導入を発表した。


テラドローン、インド支社設立 独自のソリューションを武器にインド市場進出

テラドローン、インド支社設立 独自のソリューションを武器にインド市場進出

テラドローンのインド支社であるTerra Drone Indiaは、インドの政府、政府関連機関、及び民間企業に対して、産業向けのドローン関連のサービスを提供しております


ドローンデリバリーカナダが物流用ドローンを発表

ドローンデリバリーカナダが物流用ドローンを発表

2019年2月19日 - カナダ。ドローンデリバリーカナダは、最大かつ最も遠い範囲まで飛行できる貨物配達用ドローン「コンドル」を発表した