Parrotが本国で100名のレイオフを計画

Parrotが本国で100名のレイオフを計画

2018年11月23日、パリ。ドローン大手のParrot(フランス)は、2018年第三四半期の収支報告書で、縮小するコンシューマ向けドローン市場に対応するために、100名のレイオフを計画していると発表した。


急速に縮小する欧州のコンシューマ向けドローン市場

 報告書によれば、、2018年第三四半期のParrotのコンシューマ向けドローン販売は、前年同期から45%減少した。Parrotは、2018年7月からコンシューマ向けドローンANAFIを販売し、拡張キットの価格改定などを行ってきたが、ユーロ市場では全体の縮小率が約22%に達している。対する北米市場では、500から800ユーロ(約7〜10万)の娯楽用ドローンは、Parrot ANAFIの投入により市場シェアを5〜15ポイント上昇させている。
 ユーロ圏のコンシューマ向けドローン市場の急速な縮小の原因については、報告書では言及していない。

縮小する欧州のコンシューマ向けドローン市場

 Parrotの会長兼最高株主であるアンリ・セイドゥ(Henri Seydoux)氏は「今年の終わりは、新しいParrot ANAFIドローンの発売時に発生した消費者ドローン市場の大幅かつ予想外の縮小により複雑になっています。この製品が受けた技術的なパフォーマンスと積極的な反応は、当社の期待に沿ったものですが、市場シェアを獲得したにもかかわらず、価格設定と戦略を維持している厳しい環境では、すべての財務残高に影響を与えました。当面は非常に不安定なこの市場のペースに適応するため、当社の組織は進化しており、行動計画は11月22日に取締役会で承認されました。Parrot ANAFIが提供する可能性、私たちの商業子会社の堅固さ、そして防衛およびセキュリティ市場の開発は、成長のための重要な資産になるでしょう。分散型で柔軟な戦略で、2019年には商業用ドローンで収益を高める機会を加速します」と説明する。
 さらに報告書では、グローバル事業を対象としたマーケティングと生産関係で約100名の雇用削減を計画している。

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