国際航業ドローンスクール・ドローンタイムズのスタッフが三次元計測まで挑戦記③

国際航業ドローンスクール・ドローンタイムズのスタッフが三次元計測まで挑戦記③

入門コースに続き、今回からドローンを飛ばす操縦技能コースを「フレンドシップ・ハイツよしみ」(埼玉県吉見町)で全4日間、びっちりとを受講した。


 受講場所は、前回の国際航業の本社がある市ヶ谷から場所を移し、埼玉県比企郡吉見町の「フレンドシップハイツよしみ」で開催された。都心からのアクセスは、高崎線の鴻巣駅からバスで約20分。東武東上線の東松山駅から約20分のところ。

1日目

座学の講師の中島尚子さん。

【1日目】
 早朝の爽やかな空気を胸に受講会場に向かっていると、野生の子ダヌキに出くわした。この出来事で、若干緊張気味だった気持ちがやわらぎ「フレンドシップ・ハイツよしみ」に到着することができた。
 初日は、午前10時から講義がスタート。会場に入ると受講者10名が既に着席。私たち2名を含め今回の受講者は合計で12名となった。
 まずは、これから4日間を共にする仲間同士で簡単な自己紹介。周りの受講者の中には、既に建設関係の仕事や趣味でドローンを飛ばしている経験者が半数。その中では、既にフライト時間20時間以上を経験している強者も。ただ、今回の操縦技能コースは、経験には関係なく受講者は座学と操縦を学ぶ場であるため「何も心配する事はない」と自分に言い聞かせた。

 その後午前中いっぱい、ドローン入門コースでも学んだ「UAV概論、法律・ルール」について正午までみっちりと聞いた。昼をはさみ午後からは「自然科学や技術、運用」を短時間でたたみ込まれた。これらの知識を身に付け、最終日に試験があるものと推察したのだが、テストはこの日の最後に待っていた…。100満点で70点が合格ラインとのこと。
 勉強が得意な方なら何も問題はないが、どちらかというと苦手な潜入記者A(廣岡)は、徐々に焦りを覚えたのが、相棒の潜入記者B(吉田)はというと「70点なら余裕」とばかりに終始リラックスの表情。妬ましい。
 座学のカリキュラムが一通り終了し、試験を開始するまでの休憩10分程度の間に、本日の受講内容を見直し試験に挑む事に。問題は記述式とチェック式の2通りで、細かなニュアンスなど言い換えなどがあるため、しっかりとポイントを押さえて復習しておかないと試験では少し慌ててしまいそうだ。
 試験が終了し、結果は翌日の昼頃に発表とのこと。案の定、記者A(廣岡)は筆記試験に自信がなく、かなりマズい状況。一方、記者B(吉田)は開始前と変わらず試験後も余裕の表情。ただ、記者B(吉田)の余裕の表情は、今日を持って見納めになるとは誰も知る由もなかった。今から何をどうあがいても結果が変わる事はないため、天に祈りつつ明日の結果を待つ事に。。

2日目

【午前】
 経験者チームと、モード2で操縦をしたいチームなどに分かれ4名3チームに分かれ、2日目は朝から近くのテニスコートに移動し、早速テイクオフ。
 私たちのチームは、建設業界に従事し、実際にドローンを使用した業務が待ち受けているという、新潟から参加のK氏(通称:先輩)。もう一人は総合建設コンサルタントに従事する千葉県から参加し、このチームで唯一操縦“モード2”でドローンを操縦するH氏。
 操縦“モード”とは、ドローンの動かし方でコントローラー(プロポ)のステック(舵)の割り当てが異なることで、通常はモード1か2のどちらか(モード3とか4もあります)。昔からラジコンヘリの操縦方法と同じなのが”モード1”。右のステックの操縦だけで前後左右の移動が可能なのが“モード2”、欧米ではこちらの方がポピュラーのようですが。通常スクールでは“モード1”で操縦することになるものの、希望があれば最初から変更することも可能なのである。選択肢を持ち合わせていなかった私たちは、スクールの流れのまま“モード1”で操縦することになった。
 練習は、K氏→記者B(吉田)→記者A(廣岡)→H氏の順番にスタート。まずは直径1.5m程のランディングマットの上でホバリングをするのだが、GPSを外した"ATTIモード”での初めての操縦で、私たちの心は直ぐに折れることになった。
 GPSを外すと、ドローンはその場に留まることなく、常に風の影響などを受け動いてしまう。これを制御しながら、機体を安定させることが、今回の検定の最大のミッションとなった。
 1巡、2巡と終えるにつれ、感覚を掴むどころか頭がパニックになり、どんどん自信を失う。機体が前に進んでしまった時は、頭の中で「左のスティックを手前に倒すと、後方に進む!」と、半ば念仏のように唱えながら操縦している。間違って右のスティックを手前に倒してしまうと機体は急下降。そうすると、予期せぬ動きに焦ってしまい、咄嗟に次の動きで大きな舵を切ってしまい、機体は明後日の方向に…。

 私たちは、「全くセンスがない」のである。

 実技のネガティブな感情を抱いたまま、午後の安全運航管理者の座学についた。
 果たして無事に合格ができるのだろうか。

初の実技。

【午後】
 昼食を終え、早速初日の筆記試験の結果が発表された。緊張の瞬間である。
 記者B(吉田)の得点、、、79点! 合格!
 記者A(廣岡)の得点、、、76点! 合格!!
(※実際は受講者の前でこのようなに発表される事はないのでご安心ください)

 今回は12名全員が筆記試験に合格。超低空飛行の合格点ギリギリの得点で合格できたのは我々だけではないかと、恥ずかしい気持ちでいっぱいだったことは、胸に秘めて。。。


 さて安全運航管理者とは、その名の通りドローンを安全に運航するために必要な知識を身に付けた管理者のことである。
 これも引き続き午前と同じチームで、実際の案件をベースにした危機管理について、グループワーク形式で学ぶことになった。 ドローンを飛ばす前に、危険な状態や事象を想定し対策するという内容である。

 今回の想定テーマは、海沿いでクレーン車が作業をしている時、「上空から現場の撮影」をするという案件。「人、機材、法律・ルール、環境」の4つの視点で、4人で意見を出し合い、ホワイトボードにまとめたものが以下の写真。

チーム4人で意見を出し合った結果。

 講師の方から「これまでで初めて出た回答」と苦笑いを浮かべられたが、もちろん、私たちはお褒めの言葉として受け止めてたのは言うまでもない(笑)

 その回答とは、ドローンで現場撮影をする際、< 撮影現場の近くで船上パーティーをしているクルーザーがあり、①30mの距離が確保できない、②イベント開催の上空では飛ばせない、③撮影写真に顔も写ってしてしまった場合は個人情報に抵触する >といった内容だった。
 何故か我々は船上パーティーにこだわった回答を列記したのである。それは、もしかすると最近船舶の免許を取得したばかりの記者B(吉田)の影響かもしれない。。

 各班の回答をそれぞれ発表し、なんとか2日目が終了した。

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