ACSL上場来高値更新で公開価格超え 1月8日に一時3500円

ACSL上場来高値更新で公開価格超え 1月8日に一時3500円

 東京証券取引所マザーズ市場では1月8日の午前の取引で、2018年12月21日に上場したドローン技術の株式会社自律制御システム研究所(千葉市、ACSL)が1株あたり一時、上場来高値を更新する3500円をつけ、公開価格の3400円を上回った。


福島県での郵便局間輸送を実現させた機体

 ACSL株は昨年12月21日、市場全体が先行きのIT銘柄の業績不振や景気後退観測などから軟調に推移したあおりもあり公開価格の3400円を16%超下回る2830円で初値を付けた。その後、2133円で底値をつけたあとは買いが先行している。

 8日のマザーズ市場でも買いが勇勢で、3335円で寄り付いたあと公開価格を超え、一時上場来高値となる3500円をつけた。午前11時半現在、3450円前後で取引が続いている。

ACSLはドローンの自動航行を可能にする独自技術が特徴。同社が開発した機体「PF1」シリーズは、日本郵政グループの日本郵便が福島県で11月に運用を始めた郵便局間荷物輸送で使われているほか、主要株主でもある楽天の物流の事業にも用いられ、市場関係者からの期待も高い。

 ACSLは1月4日に、上場に伴う株式返還に伴い、創業者である野波健蔵取締役の議決権比率が8.00%(5位)から11.82%(2位)に変わったと発表している。

ドローンスタートアップとして初の上場を果たしたACSLは、市場関係者、ドローン産業関係者から期待が寄せられている

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