エアロセンスの新開発産業用ドローン AEROBO®「AS-MC03-T」2 月販売開始

エアロセンスの新開発産業用ドローン AEROBO®「AS-MC03-T」2 月販売開始

エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、物資 輸送・点検・災害調査など多岐にわたるソリューションに向けた自律飛行型ドローン・プラットフォームとし て、新たに飛行性能を上げ可搬性を増強した産業用ドローン「AS-MC03-T」を2月から発売する。


飛行性能向上、可搬性能増強しドローン ・プラットフォームに

 エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、物資 輸送・点検・災害調査など多岐にわたるソリューションに向けた自律飛行型ドローン・プラットフォームとし て、AS-MC03 シリーズの特長である自社開発フライトコントローラーを採用し、新たに飛行性能を上げ、可搬性を増強した産業用ドローン「AS-MC03-T」を発売する。

AS-MC03-T

  AS-MC03-Tは自律飛行型ドローンとして、測量・点検用途以外に物資輸送・災害調査・捜索・上空監視など、今後さまざま な場面での利活用が期待される。
 たとえば、災害調査・捜索・上空監視などの画像伝送をベースとしたシステムの構築においては、リアルタ イムで高品位な画像伝送を可能とする動画カメラ・ジンバル・通信モジュールなどのシステム機材の搭載が前 提条件となる。また、物資輸送では相応の可搬重量と飛行可能時間が重要な要件となる。こうして基本的な性能指標として「可搬重量」と「飛行時間」に着目 し、機体に求められる性能がどうあるべきかを考え、実証実験を重ね、ドローン・プラットフォー ムとして AS-MC03-T は製品化された、

 現在エアロセンスから発売されている AS-MC03 は、空撮測量・点検用に特化し、小型サイズと軽量化を徹底的に追求したモデル。 ソニー製 2000 万画素レンズスタイルカメラ(UMC-R10C)を標準装備し、高精細なイメージングが可能となっている。また同時に高度な測量技術を必要せず高精度なドローン測量を実現する、同社独自の AEROBO®シリーズでの測量ソリ ューションの一端を担う。
 今回発売の AS-MC03-T は、測量用 AS-MC03 機の持つ高い自律飛行性と充実したフェールセーフ機能※2) はそのまま継承しつつ、機体サイズと推進系の最適化を図ることで可搬重量を 700g から 3kg まで高めた。

 高度な自立飛行性能には、様々なセンサーを組み合わせたセンサーフュージョンを用いた慣性航行システム(INS)を搭載。また 測量機器にも使われる大型アンテナを採用した全地球測位システム(GPS)、複数の加速度、角速度、地磁気、 気圧の各センサー、及び下向きセンサー(標準機体)を装備している。
 充実したフェールセーフ機能としては、無線切断、GPS 異常検出、バッテリー低下、飛行禁止領域内への侵入検知時などの各状況に対応できる。

AS-MC03-T 飛行性能

・標準タイプ(バッテリー6S 8000mAh) 飛行可能時間/搭載重量:20 分/1kg, 15 分/2kg

・大容量タイプ(バッテリー 6S 10000/16000mAh )※カスタマイズオプションにて対応 飛行可能時間/搭載重量:30 分/1kg, 23 分/2kg(16000mAh 時)

カスタマイズ例1 軽量物資輸送

 カスタマイズ例 としては軽量物資輸送に本機のために開発された搬送ボックスがある。軽量かつ断熱性に優れる基材に特殊コーティング処理を付与するこ とで強度と耐候性を確保している。環境変化に対してデリケートな医療資材や生鮮食品などの品質を維持し 安全に届けるための輸送パッケージとして提供可能という。搬送物重量 は2kg までを想定されている。

AS-MC03-T 搬送ボックス搭載カスタマイズ例

カスタマイズ例 2 映像伝送

 災害調査・捜索・上空監視などの用途に向け、遠隔リアルタイム画像伝送に対応したカスタマイズオプショ ンも用意されている。

・4K / 高感度 Full HD のズームカメラ +BLDC ジンバル
 カメラブロックに 4K 光学 20 倍ズームカメラを搭載することで、点検や監視に対して非常に優れた性能を実 現した。 また、カメラを高感度 Full HD の 30 倍ズームカメラに切り替えることで、低照度環 境においても鮮明な空撮画像を取り込むことができる。
 また、自社開発された専用の BLDC モーターを用いたジンバルを搭載することで、高倍率のカメラブロックの性 能を損なうことなく高品位な画像を提供することを可能にした。

・IR センサー(3 軸ジンバル付き)
 夜間撮影用として、空撮用 IR カメラ市場においてデファクトスタンダードともいえるフリアーシステムズ社 のセンサーを搭載可能とした。

 エアロセンスのドローン物流への取組みの一環として、ANA ホールディングス(以降、ANAHD)、福岡市ドローン物流協議会主導で、国交省・環境省「ドローン物流実用化推進調査」に参画。 福岡市の玄界島を舞台に ANAHD とエアロセンスおよび福岡市が構成する「福岡市ドローン物流協議会」は
2018 年 11 月 20 日から 22 日まで、延べ 4 回のドローンを使った輸送検証を実施した。検証試験は目視外飛 行を前提とし、福岡市西区の唐泊港から離島・玄界島ヘリポートまでの往復 10 kmにわたる海上で実施され、目 視外飛行で片道 5km を約 9 分で飛行しその有用性が実証された。

左:AS-MC03-T Full HD カメラ(ジンバル付き)搭載カスタマイズ例
右:映像伝送:ジンバル付き Full HD カメラによる飛行の様子

本機は受注生産であり、ペイロードなどのカスタマイズは受託・共同開発など御要望に合わせて相談いたしま す。※1 機体一式収納ケースおよび標準バッテリー3 個を含む。操作端末 PC は別途。

※1)大容量モデルはカスタマイズオプションとして対応
※2)バッテリー6S 16000mAh 搭載

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