米国IntelがドイツのAscending Technologiesで50人以上を解雇か!?

米国IntelがドイツのAscending Technologiesで50人以上を解雇か!?

2019年2月1日。海外のドローンメディアのsUAS Newsは、米国IntelがドイツのAscending Technologiesのスタッフ50名以上を解雇したと報じた。


CEOの交代がドローン事業再編を加速か?

Ascending Technologiesの大量解雇を報じたsUAS News

 米国Intelでドローン事業を牽引してきた立役者は、2018年6月までCEO(最高経営責任者)を務めていたブライアン・クリザニッチ氏。クリザニッチ氏は、自身もドローンマニアで過去のCES(コンシューマ家電ショー)では、基調講演でドローンを飛ばすなど、積極的なデモンストレーションを披露していた。ドローン戦略を強化してきた米国Intelでは、ドイツのベンチャー企業Ascending Technologiesを買収し、香港のYuneecに出資するなど、積極的な事業を展開してきた。買収したAscending Technologiesが開発していたFalcon8ドローンは、インテル製品としても販売してきた。また、日本でも開催されたドローンライトショーで使われているIntel Shooting Starドローンも、フライトコントローラーなど主要な技術はAscending Technologiesが開発していた。そのAscending Technologiesの社員が50名以上も解雇されたと、海外のドローンメディアのsUAS Newsが報じている。記事では、詳細について米国Intelに問い合わせ中で、回答は得られていない。
 ドローン事業をけん引してきたクリザニッチ氏は、2018年6月に従業員との不適切な関係が社内の規則違反となり、CEOを辞任している。代わって、2019年1月からはロバート・スワン氏が正式なCEOとなっている。米国Intelでは、理系出身のCEOが多いが、スワン氏は歴代で2人目となる文系出身。2006年から9年間は米国eBayのCFO (最高財務責任者)を務め、米国Intelでも直前までCFOだった人物。
 今回のAscending Technologiesにおける大量解雇も、財務畑出身の新CEOによるドローン戦略の転換を示すものなのかもしれない。

米国Intelの新CEOのロバート・スワン氏

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