ACSL株、一時、1株4000円台を突破 週末2月1日のマザーズ市場で

ACSL株、一時、1株4000円台を突破 週末2月1日のマザーズ市場で

 東京証券取引所マザーズ市場では前週末の1日、ドローン技術の株式会社自律制御システム研究所(千葉市、ACSL)が1株あたり一時、4180円と上場来高値を更新した。ドローン事業者や利活用する関係者の期待が高まっている。


先月末には埼玉県秩父市で楽天の実験に採用

 ACSLの株価は2月1日、午前9時に3905円で寄り付いて以降、買いが先行し上場してから初めて4000円台を突破すると、午前9時44分に4180円をつけた。その後は利益確定売りに押される場面もあり一時3515円まで値を下げたものの、前日終値比110円安の3790円で、この日の取引を終えた。

 ACSLはドローンの自律航行に関する国産技術に強みを持ち、昨年11月に日本郵政が福島県で開始した郵便局間配送でもACSLが開発した機体が使われている。政府はドローンの自動航行に関連し、飛行の様子を肉眼で監視する「補助者」を配置しなくても飛行を認める動きをみせていることから、補助者なしでの自動航行が拡大すると見込まれている。

 1月22日には埼玉県秩父市で、ACSLに出資する楽天がゼンリン、東京電力ベンチャーズとともに、空中にドローンの飛行ルートを設定する「ドローンハイウェイ」の実験をACSL製の機体を使って実施、80人ほどの報道陣の前で、「補助者なし自動航行」として2例目となるフライトを見せた。

 ACSLは昨年12月21日に株式とマザーズに、公開価格3400円で上場。公開直後の公開価格を下回る水準での値動きから、年明け1月8日に一時公開価格を超えるなど買いが集まりはじめている。

1月22日に埼玉県秩父市で公開された楽天、ゼンリン、東京電力ベンチャーズなどによる実験では、ACSL製のドローンが使われた

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