開催は2月22、23日、東京ビッグサイト スタートアップイベントの草分け
SLUSH TOKYO 2019は、フィンランドで2008年に生まれた世界大のスタートアップの祭典「SLUSH」が起源。スタイリッシュできらびやかなステージや、ベンチャーキャピタルとのマッチング、学生主体の運営など独自のスタイルが話題となり、2016年にフィンランド以外で初の海外開催が「SLUSH ASIA」として東京、青海で開催された。
日本開催でも本国のスタイルが踏襲されているため、会場内の公用語は英語。世界各国からスタートアップ、投資家。メディアが集まるイベントに成長し、大企業志向一色だった日本の就職シーンに、起業を若者のライフスタイルの一形態として定着させることに貢献するイベントとなった。2019年も2月22日、23日に、東京ビッグサイトで開幕され、6000人の一般来場者、600人のスタートアップ、250人の投資家の参加と、300人の報道陣の来場を見込む。
祭典の目玉は、スタートアップがステージで事業構想や技術、特徴を披露し優劣を競うピッチング。2019も多くのスタートアップが世界各国から登壇を目指してエントリーし、このほど40の登壇者リストが公表された。エアロネクストの名前もその中にあった。
重心制御技術で受賞歴重ねるエアロネクスト
エアロネクストは、ドローンの技術開発を手掛けるスタートアップ。プロペラやアームなどで構成される「飛行部」と、カメラや荷物を載せる「搭載部」を独立させ、重心を最適化させる技術を組み合わせて、載せた物の揺れを極限まで抑えている。VR撮影用のカメラを搭載して、安定した映像をとるための「Next VR」、輸送の動きが荷物に与えるダメージを最小限にした配送、物流用の「Next DELIBERY」、業務用の機材を搭載できるようにした「Next INDUSTRY」の3機種を公表している。
この技術は内外で評判が高く、JAPAN DRONE AWARD 2018のドローン関連テクノロジー部門で最優秀賞、B Dash Camp2018 PITCH ARENAで優勝、CEATEC AWARD 2018で経済産業大臣賞、深圳国際ピッチ大会に日本から初出場し3位に入賞、IVS Launch Padで優勝と受賞歴を積み重ねている。
なおSLUSH TOKYO 2019ではテクノロジーを披露するSHOW TECH TIMEが新たに設けられ、エアロネクストはここにも登場し、来場者の関心を引き寄せ、新たなビジネスチャンスを模索する。
500 StartupsのMARVIN LIAOパートナー、東京都の小池百合子知事も登壇!
SLUSH TOKYOには、スタートアップが競い合うステージのほか、成功した起業家、ベンチャーキャピタル、伸び盛りのスタートアップなど、すでに市場で名の通っている有力者のスピーチも行われる。2019にはシリコンバレーのベンチャーファンド、500Startupsのパートナー、Marvin Liao氏、Uber Eats Japanのプレジデント、武藤友木子さん、Origamiの創業者CEO、康井義貴氏らが登壇。メディアからもTHE BRIDGE共同創業者の池田将氏が、行政からも東京都の小池百合子知事が参加することが発表された。
チケット情報など詳細はこちら:
https://tokyo.slush.org/