ドローンタイムズ 2016年 10大ニュース ・前編 6位〜10位

ドローンタイムズ 2016年 10大ニュース ・前編 6位〜10位

2016年は昨年の改正航空法施行によってルールが決められたことから、精密農業やI-construction、物流など様々な分野でドローンの活用が本格的に始動した一年となった。またドローンの新機種発表も相次ぎ、中でも200グラム以下のミニドローンは一般の注目を集めた。ドローンタイムズのニュースを通してこの1年を振り返る。


【第6位】ドローン専用飛支援サービス「SORAPASS(ソラパス)」提供を開始

 SORAPASS(ソラパス)は、一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会(JUIDA)と、ブ ルーイノベーション株式会社、株式会社ゼンリンによって、飛行禁止空域を地図上で一目で確認できるサービスとして2016年5月にスタートした。
 その後、飛行申請書を簡単に作成できる機能が備わり、申請書作成にかかっていた手間を大幅に省くことができるようになっただけでなく、行政書士ネットワークとの連携で複雑な飛行申請手続のサポートも行ない、現在では会員登録者数が1万人を超えた。
 今後、新機能として①気象情報、②3次元地図、③報告書作成サポー トの 3 つのサービスを新たに追加し、12 月 5 日(月)から提供を開始すると発表した。

「SORAPASS」が「気象情報・3 次元地図・報告書作成サポート」で機能強化!12月5日からサービスを開始

ゼンリンが取り組むSORAPASS戦略 〜空の地図でドローンの商用利用をサポート〜

来年2月には、気象情報も提供される。

【第7位】DJI Japanが相次いで新機種発表

 空撮用ドローンで世界的なシェアを誇るDJI Japanが、2016年は新機種を立て続けに発表した。中には、品薄になるほどの人気機種もあり、空撮の目的に合わせて充実したラインアップから、ドローンを選択できるようになった。

空撮の楽しさを広げるDJIの新型パーソナルドローン Mavic Pro

DJIの最新フライングカメラ2機種「Inspire 2」と「Phantom 4 Pro」に見る空撮映像の進化

Mavic Proを手に記者発表するDJI JAPAN株式会社の呉韜(ご とう)代表取締役社長=9月29日、東京・秋葉原

【第8位】慶大が、福島県田村市で地元高校生にドローン特別講座の提供を開始

 ドローンが国内で普及するには、次世代を担う人材の育成が欠かせない。専門領域横断的な研究機関「ドローン社会共創コンソーシアム」を設置している慶應大が、12月21日、福島県田村市と、ドローンの利活用に関する連携協力協定を締結した。慶大は協定の一環として市内にある県立船引高校の生徒に、ドローンの知識、技術を伝える「特別講座」を開始。高校、中学、小学校などジュニア世代の教育現場に、ドローンが浸透する呼び水となることが期待されている。

慶大、福島県田村市と〝ドローン連携〟締結 人材育成の一環で高校に「特別講座」を提供

慶大が福島県田村市と初の〝ドローン連携〟 21日に締結 高校生に特別講座提供

協定締結後、記念写真に収まる冨塚宥暻田村市長(中央右)と古谷知之慶應大学総合政策学部教授(中央左)=12月21日、福島県の田村市役所

【第9位】軽井沢でドローンコンテストを開催

 オープンソースのフライトコントローラーとして有名なArduPilot(アルジュパイロット)のエンジニアを日本でも育てるために、ドローン・ジャパンの主催するコンテストが、11月11日、軽井沢で開催され、第一期生による成果が発表された。ここで技能を磨いたエンジニアが、近い将来は日本のドローン産業をテクノロジーで支えるキーパーソンに育っていく。

「ドローンソフトウェアエンジニア養成塾第1期生」の成果発表

ドローンジャパン株式会社の春原久徳会長、勝俣喜一朗社長をはじめ、JapanDrones株式会社のランディ・マッケィ社長と、養成塾の成果説明を行った第1期優秀修了者ら=11月11日、長野県軽井沢町の風越公園

【第10位】新しいドローンの使い方に世界が注目「ドローン片手に世界1周」した夫婦の「空飛ぶ絶景400日」

 ドローン撮影をしながら世界の絶景をアップした動画が、 SNSで拡散、世界的に大ブレイクをした。ドローンによるセルフィーは、旅のあり方すら変えてしまう程に衝撃的だ。Honeymoon Traveler山口夫妻が提案する新たなドローンの使い方と言えるのでは。
 12月には旅をまとめた初の著書『ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日』が発売された。 未公開映像を含む各地の絶景動画をまとめたDVDも付いている。
 ドローンタイムズでも「報道カメラマン・納冨康の『目指せ! ドローンパイロット』」で現役新聞社スタッフカメラマンが、ドローンを持ってアメリカを旅する連載企画を行い話題となった。

あのハネムーン・トラベラーが「ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日」を発売!

世界初の400日ドローン新婚旅行が完結へ

最近出版された著書には世界の絶景が切り取られている。

この記事のライター

関連する投稿


「ドローン運用統合管理サービス」を強化する日立システムズ

「ドローン運用統合管理サービス」を強化する日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、構造物写真からの3次元モデル自動生成など、「ドローン運用統合管理サービス」による画像データの加工や診断機能を強化する。


国際航業株式会社の3次元計測を取り入れたドローンスクール

国際航業株式会社の3次元計測を取り入れたドローンスクール

創立から70年を迎えた、航空測量の老舗・国際航業株式会社は、国交省の進めるi-Constructionに対応したドローンによる3次元計測を、ドローンスクールの「初級コース」の講習から取り入れ展開。「中級コース」の講習は3次元計測に特化、飛ばす技術だけでなく、計測現場での実践見据えた専門性の高いスクールを開校している。


エアロセンスが「エアロボクラウド」並列処理の実装で、写真測量処理の大幅な高速化を実現

エアロセンスが「エアロボクラウド」並列処理の実装で、写真測量処理の大幅な高速化を実現

エアロセンス株式会社(東京都文京区)は、 産業用ドローン向け i-Construction 対応クラウドサービス「エアロボクラウド」で、 クラウド並列処理の実装により、写真測量処理の大幅な高速化を実現し、3D モデル の 即 日仕上げが可能な改良版を9月26日にリリースした。


オプティムと藤枝市がドローン利用を見据えた精密農業を開始

オプティムと藤枝市がドローン利用を見据えた精密農業を開始

IT企業の株式会社オプティム(本社:東京都港区、代表者:菅谷俊二)は、静岡県藤枝市の「IoT(LPWA)プラットフォームを活用した公共テーマ型実証実験事業」の「圃場データの可視化による農業の圃場管理支援」事業者に選定され、ドローン活用も見据えた精密農業の「圃場管理支援事業」を開始する。


新潟市がドローン実証プロジェクトの水稲空撮を公開

新潟市がドローン実証プロジェクトの水稲空撮を公開

8月7日。農業特区に指定されている新潟市は、有限会社米八圃場(新潟市南区、代表取締役:加藤誉士寛)でドローンを活用した「水稲のモニタリングおよび栽培管理」の実証実験の様子を公開した。


最新の投稿


KDDIが国内初の「空飛ぶ基地局」の実証実験に成功

KDDIが国内初の「空飛ぶ基地局」の実証実験に成功

KDDI株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中孝司)は、株式会社KDDI総合研究所と「無人航空機型基地局 (ドローン基地局)、以下ドローン基地局」を開発し、実証実験に成功したと発表した。


ドローンで撮影した画像を3D化するクラウドサービス「くみき」を12月18日リリース

ドローンで撮影した画像を3D化するクラウドサービス「くみき」を12月18日リリース

株式会社スカイマティクスは、 ドローンで撮影した画像を3D化するための専用クラウドサービス「くみき」の提供を12月18日より開始する。


+Style、ラジコンカーとしても遊べるドローン「PETRONE」を販売開始

+Style、ラジコンカーとしても遊べるドローン「PETRONE」を販売開始

ソフトバンク コマース&サービス株式会社は、アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style(プラススタイル)」の「ショッピング」で、ラジコンカーとしても遊べるドローン「PETRONE(ペットローン)」を販売します。


スカイシーカーが福島県葛尾村にてドローンによるイノシシの生態調査を開始

スカイシーカーが福島県葛尾村にてドローンによるイノシシの生態調査を開始

(株)スカイシーカーは(株)アルサと共同で12月13日より福島県葛尾村にてドローンによるイノシシの生態調査を開始した。


NTT-ATシステムズとiROBOTICSがレスキュー支援システムの共同研究を開始

NTT-ATシステムズとiROBOTICSがレスキュー支援システムの共同研究を開始

NTT-ATシステムズ株式会社(NTT-ATシステムズ)と株式会社アイ・ロボティクス(東京都新宿区)は、 ドローンを活用したレスキュー支援システムの共同研究を開始すると発表した。